仮面ライダーW 終了

 今日で1年続いた仮面ライダーWが終わった。
 前作と違い1年間じっくりかけての物語の面白さを改めて味わったのだが、
やはり三条陸氏と長谷川圭一氏の世界が見事にフィットした作品だったと
思う。

 ご存知のように松田優作の探偵物語をベースにしている感じでスタートした Wだが、悪役も寺田農演じるミュージアムのトップ・園咲琉兵衛が いい味を
出していたのも嬉しかった。

 やはり名作は悪役が魅力的でないと面白味がない。

 本来ならラスボスと思われる園咲琉兵衛が変身するテラードーパントを倒し
て終わると思いきやラスト3話前の46話で倒されて退場となる。
 これまでの平成ライダーではラスト3話を年明けにOAして締めるため年内
最終EPで1つの山場を作って終わるというのが いつものパターンだったが、
これが 8月8日のラスト3話前に来たのだ。

 となればミュージアムの取引相手である財団Xの加頭が最後の敵だろうか
と思ったら こちらもラスト1話を残して倒され、同時に相棒のフィリップも消失
してしまうので第2の最終回的なEPだった。

 そして最終回の今回はフィリップが消えて1年後の話になっていた。
 クウガの最終回が1つ前でラスボスを倒し回想録のような形で進んで行ったのを思い出すが、Wも そのパターンで終わるのかと思っていたら いい意味
で裏切られた。 

 まぁ子供向けだから最終回でフィリップが戻ってきて終わると思っていた
ので問題は戻り方だったが予想通りだし、何者かが翔太郎を見ているという
映像は やはりフィリップの目線だった。

  最後にエナジードーパントから撃たれて翔太郎が倒れるのは探偵物語の
ラストで工藤が以前計算間違いを責めたスーパーのレジ打ち男から刺される
シーン、つまりラストで意外な男から殺されるという事を踏襲したのかと
思ったがフィリップのエクストリームメモリーが守っていたというのが妙に
嬉しい。

  残念だったのが探偵物語の服部刑事達を意識した刃野幹夫らがアクセル
に変身する照井竜の登場から存在感が希薄になってしまった事。
 彼らの活躍が もう少しあれば更に面白かったのに・・・とは欲目ではあるが。

 とにかく前作と違い、しっかりとしたストーリーの見ごたえのある作品だった。

 

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