記録的な大雪が降り積もってから1週間を過ぎて、我が家の前に
10㎝以上積もっていた雪も一部を除いて木曜日からの雨で殆ど融け
落ちホッとしている。
13年の1月に上京した時には1週間前に降り積もった雪が路面の
あちらこちちに残っていて驚いたのだが‘いくら晴れて日光が当たっ
ても日陰があって気温が低いと雪は融けない'と在京の先輩方が言って
いたのを聞いて雨こそが雪を融かしてくれる最大の要素だと実感した
ものだ。
こういう事例を見ると雪や氷を融かすには高温よりも水というのが
分かるのだが、その実例を最初に見たのはレインボーマンだった。
レインボーマンに敵対する組織・死ね死ね団がレインボーマン打倒の
ために送り込んだ殺人プロフェッショナル集団が登場するのだが、この
中に頭の角から冷凍ガスを噴出し敵を凍結させてしまうアイスリーと
いう怪人が登場する。
このアイスリーとの最初の戦いで最初は火の化身であるダッシュ2で
火炎放射を浴びせるものの冷凍ガスで消されてしまったため、水の化身
であるダッシュ3で水を浴びせてダメージを与えるというシーンが印象
的だった。
そういえばガメラ対バルゴンでは最初の戦いでガメラの火炎放射は
バルゴンの舌先から発射される冷凍ガスであっさり消されるばかりか
ガメラは氷漬けになってしまうのに対し、真水に長時間浸かると皮膚
組織が溶けるという弱点から人工雨を降らせてバルゴンの動きを止め
ると舌先から発射される冷凍ガスも出せなくなるのも同じようなパタ
ーンだろう。
怪獣映画やヒーローものでは科学に関するウンチクが語られるが、
子供心にそういう原理を教えてくれる貴重な教材だったというのも
分かる。