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有森裕子と田村亮子・2つの銀から16年

 今から16年前の今日・92年8月2日は、有森裕子と田村亮子が揃って
銀メダルを獲得した日である。
 この日は日曜深夜だった事もあり、仮眠なしでライブ観戦していた。

 まずは有森裕子。
 84ロス五輪で女子マラソンが採用されたのだが、ロスとソウルで最高
順位はロスで佐々木七恵の19位。
 1年前の東京での世界陸上で同僚の山下佐知子が2位、有森が4位と
健闘したが本番では どうなのか?と思われた。 

 特に有森はタイムで上回っていた松野明美を抑えての選出に非難する
ムードの中でのレースだった。
 それが最終的に酷暑の中、優勝候補のワレスティナ・エゴロワに付いて
行き 最後のモンジュイックの丘を登りきった所で離され 2位に終わった
ものの日本人の女子選手としては戦後初の銀メダル獲得となった。

 しかも東京で2位だった山下も4位入賞し

‘五輪ではタイムより暑さに耐えられる

ランナーでなければダメ’

という事を証明した。

 というのも日本選手で最高タイムを持っていた小鴨由水は29位と惨敗
しているのだ。


 タイムのいい松野より

暑さに強い有森を選んで正解だった。

 それから程なくして始まったのが柔道の最終日。
 この大会は重いクラスから始まっていたので最終日は最軽量級。
 女子は48㌔級で高校2年の田村亮子の五輪デビューだった。
 前年の世界選手権で本格的に世界デビューした田村は3位に入る。
 そして迎えた五輪では私の予想は銅メダルだった。
 というのも当時の48㌔級はカレン・ブリッグスとセシル・ノバクの2強が
図抜けていたのだ。

 ところがSファイナルで田村はブリッグスを圧倒して完勝する。
 ただしファイナルで対戦したノバクの力は1枚上だ。
 優勢負けで優勝は逃したが、16歳での銀メダル獲得は見事だった。

 有森は4年後のアトランタに再び出場し銅メダルを獲得。
 一方の田村はアトランタのファイナルまで連勝するが、ファイナルでケー・
スンヒに敗れ2大会連続で銀に終わるものの シドニーで念願の金を獲得
するとアテネでも危なげなく連覇に成功している。

 特に田村(現姓・谷)が五輪でデビューして16年経つとは・・・・今更ながら
時の流れの早さを実感する。

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