ボストン Wシリーズ制覇！上原&田沢に最高の結末

Ｒソックス、一気に頂点＝上原、田沢に栄冠―Ｗシリーズ４勝２敗で制す(時事通信) - goo ニュース

　今日ボストンのフェンウェイパークで行なわれたMLBのWシリーズG6で
ボストンがセントルイスに6－1で勝ち07年以来6年ぶりのシリーズ優勝を決める
と共に、ベーブ・ルースが在籍した1918年以来の本拠地での優勝決定となった。

　この試合で6－0のリードから1点返され なおも2アウト満塁で4番のクレイグを
1塁ゴロに討ち取ったのが田沢純一で、最後を締めたのは上原浩治という
今シーズンを象徴するような結末だった。

　田沢は日本プロ野球を経ずにマイナーから叩き上げてメジャーに昇格した
ものの1度は肘の手術をしてから復帰しているし上原もボルティモアやテキサスを
渡り歩いてのボストン入りで、田沢はNPBを経なかった事からバッシングを受け
たし上原も 囁かれた限界説を吹き飛ばしてのWシリーズ制覇に貢献したの
だから個人的にも我が事のように嬉しい。

　今シーズン開幕前にアメリカンリーグ東地区は王者NYヤンキースを筆頭に昨年
大いに躍進したボルティモアに大型補強をしたトロント、試合巧者のタンパらに
対して昨年最下位に終わったボストンは大した補強もなく影が薄かった。

　更に開幕直後の4月にはボストンマラソンを狙った爆弾テロまで起きてボストンの
街自体が暗いムードだったのだが、それを払拭するように勝ち続けて地区優勝した
だけでなくWシリーズまで勝ったのだから驚いたし首脳陣との相性によってここまで
チーム力が変わるのかと思ってしまう。

　今年のボストンは主力選手が結束を表す意味でヒゲを伸ばして戦っていたの
だが、これなど規律を重んじるNYヤンキースでは考えられない事。

　ただジャイアンツ時代から反骨心旺盛で言いたい事をズバズバ言っていた上原に
とってはジャイアンツ的なNYヤンキースよりも無頼系が集まるボストンの方がキャラ
的に合っていたのだろう。

　それにしてもMLB最古のスタジアムであるフェンウェイパークで登場曲である
サンドストームをバックに熱狂的なボストンファンのコージコールを受けながら
マウンドに上がる上原の姿を見ると鳥肌が立ったし、しっかりと自分の仕事を貫徹し
拳を突き上げてシリーズ制覇の瞬間を迎えた姿を見て今後 日本人選手に1人でも
多くこういう舞台に立って欲しいと思うのだ。