TACの梶洋一主任は凄い

 ウルトラマンエースの防衛チーム・TACには正規の隊員以外に兵器開発
部門の主任である梶洋一主任が登場する。

 ウルトラマンに登場する科特隊のイデ隊員と、バックアップ期間である科学
センターの岩本博士の中間的な位置付けの隊員になっていて当初は白衣
姿で登場。

 しかし途中から独自の制服を着用して登場し、27話のヒッポリト偏では最終
決戦に臨む隊員達と共に出動した姿が印象的なキャラなのだが さすがに兵器を
開発する専門の隊員が最前線に出動するのは違和感があった。

 第1話でTACガンをレーザーに変換するアダプターを開発。
 3話では基地を襲撃したバキシムに対し隊員達が寒村におびき寄せられて
いて手薄になった事もあって出動し、地雷原に足止めするためにエレクトロガン
で応戦するシーンが印象深い。

 とはいえ梶主任が開発した凄い兵器は2つある。

 1つ目は惑星破壊ミサイル・マリア1号&2号。
 地球に接近した妖星ゴランを撃破するべく開発製造された弾道ミサイルで1号は
突如地底から出現したメトロン星人Jrから破壊され、2号を新たに建造する事に
なるのだが設計図を山中隊員の婚約者・マヤに化けた星人から焼却されてしまう。

 しかし‘もう1枚、私の頭の中にある’と言って設計図を記憶しており2号を完成
させゴランを破壊して地球を救う。

 2つ目が異次元突入装置。
 
 ヤプールの化けた老人から異次元空間に拉致された子供達を救うべくメビウス
の輪の原理を利用して作り上げたマシーンで、これに乗り込んだ北斗がヤプール
が いる異次元空間に突入し最後はゾフィが南夕子を同じ場所に連れて行き
エースに変身させるわけだ。

 つまり惑星を撃破する弾道ミサイルと人間を異次元空間に送り込むマシーンを
独自で開発して成功させたのだから凄い。

 同じ弾道ミサイルでも13・14話のゴルゴダ編ではTAC南太平洋国際本部が
設計した超光速ミサイルNo.7が登場する。

光の速さを超えてマイナス宇宙に突入する事ができる優れモノだが、有人飛行で
ゴルゴダ星目前で操縦ロケットを分離させるはずが分離装置に欠陥があり失敗
したのを見ると、いかに梶主任の能力が高いかが分かる。

 こういった印象的な役柄だった梶主任が31話を最後に見なくなったのは寂しい
話で、せめて最終回にでも出演して欲しかった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
新兵器開発担当 (柴田真紀)
2011-07-28 01:00:43
 『ウインスペクター』にも、野々山真一というキャラがいました。
 主役のエピソードなど全くなく、むしろ突発的に新兵器が登場するする際に、
「野々山さんが前から開発を続けていたモノで…」
 の一言で済ましていたあたり、
イデの、
「こういうこともあろうかと思って…」
 に、匹敵するものがありました。

 そういえば梶役の中山克己氏は、『これが青春だ』でも、途中理由もなく姿を消しているんです。
 何か、番組と事務所との契約とかがあったんでしょうかね?
 
 
 
なるほど (こーじ)
2011-07-28 23:43:47
>柴田真紀様
 こういうキャラは必須という事ですね。

 中山氏は怪奇大作戦の吸血地獄の もう一方の主役dすし、ミラーマンではインベーダーを轢き逃げした男でしたね。

 恋人役が未来少年コナンのラナさんの信沢三恵子でした。
 
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