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もう1人の師匠、今 生きていれば

  早いもので蒲田時代の師匠の還暦祝いから1週間が経つのだが、
偶然にも今日11月29日は福岡時代の師匠の誕生日である。
 生きていれば今日で80歳の誕生日になっていたのだが・・・・・・

 思えば20年前の11月26日に福岡時代の師匠の還暦祝いをOBや
師匠の友人達を集めて行っているのだった。

 オヤジの兄弟子だった師匠はコテコテの職人上がりで6年間の修行
中に何かあると蹴りやゲンコツが飛んでくる怖い存在だったが、89年の
9月に修行を終えて帰郷してOB会に出席すると修行時代からは考え
られないぐらい柔和になっていて驚いた。

 そして90年の還暦祝いに出席して‘元気そうですね’と挨拶をすると
‘いやぁ~最近は立たんのじゃ・・・’などと笑いながら言い返してくれて
いたのだが、翌91年の1月下旬に行われるOB会を兼ねた新年会に
欠席していたので理由を聞くと入院したという。

 そこで病院に見舞いに行ったのだが奥さんから末期の肝臓ガンだったと
いう事を知らされ、91年の4月に亡くなったのである。
 つまり還暦祝いが最後の楽しい集まりになってしまったのだ。

 福岡時代のOB会は新年会を兼ねて04年まで行われていたのだが、
みんなが多忙だという事で05年以降は中断しているので師匠の奥さん
とも04年以降会う機会がなく年賀状での付き合いのみになっていた。

 そこで今朝 久しぶりに師匠の自宅に電話すると奥さんから‘わざわざ
ありがとう、よく覚えていてくれたね’と喜ばれた。

 実は師匠宅は基本的に朝が遅いので早くても10:00前に電話するのが
エチケットだったので10:00過ぎに何度か電話しても不在のケースが
多かったのだ。
 だから亡き師匠の誕生日に電話してもいない事が多かったのだが
今日は たまたま月曜で休日だったし用事があったおかげで、9:30過ぎに
電話したおかげで話す事ができたのだった。

 そんなわけで10分足らずではあるが師匠の奥さんと話して喜ばれたので、
今日1日は何だか幸せな気分で過ごす事ができた。
 

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