水島新司作品ですら49番目の高校はベスト4まで

 今年の夏の甲子園でも49番目のクジを引いた九州国際大付が初戦
敗退し、これで昨年の智弁和歌山や一昨年の浦和学院に19年の智弁
学園と4連敗になった。

 73年まで東京勢の枠が1だった事もあり1県1校でも48校だったが
74年に79年から1県1校の大会にするという事で74年から参加校を増
やし始め、76年から41校と1校初戦が不戦勝で対戦相手が決まらない
枠ができ何と86年に拓大紅陵が勝つまで10年連続で勝てなかった。

 ところが86年の拓大紅陵は3回戦で東洋大姫路に敗れるなど、今年
まで実に47年間に13勝しかできず複数勝ったのは06年に鹿児島工が
3勝してベスト4に入ったのが最高成績で他に複数勝った学校はない。

 ちなみに高校野球のバイブルといわれる水島新司作のドカベン=
大甲子園でも、49番くじを引いた中西球道率いる青田は準決勝で敗
れている。

 千葉県予選決勝で青田はクリーンハイスクールに勝ったのだが、
エースの中西球道が左腕を痛め回復のため49番目の枠を望み引き
当てる。

 青田は明訓にとってラスボス的な存在だから本来なら決勝で対戦
するのだろうが、準決勝での対戦となり引き分け再試合の末に明訓
は青田に勝って決勝進出し京都代表・紫義塾に勝って優勝する。

 水島氏は高校野球に凄く詳しく例えば3季連続優勝を狙った60~61
年の法政二や、82~83年の池田は共に準決勝で敗れているし決勝よ
りも準決勝がヤマ場になるケースが多いので明訓ー青田線は敢えて
準決勝に持って来たのだろうが青田でも49番目の枠を引いて優勝で
きない事を実践したのだった。

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