高校ラグビー・ファイナルの伝説

 明日行われる全国高校ラグビー選手権のファイナルでは、
伝説的な試合が80年代に2試合ばかりある。

  1つは、80年度。
 平尾誠二がキャプテンを務めた伏見工が山口良治監督のもと、
ファイナルまで進み大阪工大と対戦。
 3-3で迎えた終了間際に、劇的なトライで伏見工が勝って初優勝を
飾った。
 この伏見工をモデルにしたドラマが‘スクールウォーズ’ であった。

  もう1つは、83年度。
 天理ー大分舞鶴の対戦。
 12-0から追い付いた舞鶴だったが、天理が1トライ1ゴールを決めて
勝ち越す。
 しかし終了間際に舞鶴が猛攻、そしてロスタイムに遂にトライを決めて
18-16。
 コンバージョンを決めたら同点で引き分け優勝という状況となった。
 ゴールキックを蹴るのがSOの福浦主将で当日に大学受験の予定
だったが、ファイナルに残ったという事で急遽受験時間を繰り上げて
もらいキックオフ直前に到着していた。
 そのゴールキックが外れ、2点及ばず天理の優勝が決まった。
 難しい角度だったから仕方なかったが、この試合を見ていた松任谷
由実が‘NO SIDE’という歌を作ったらしい。

  ヒーロー系では、ファイヤーマンやアカレンジャーを演じた誠直也が
67年度に福岡電波(現・福岡工大城東)のSOとして出場し、ファイナル
で目黒を11-5で破って全国制覇している。
 こういう伝説的な試合が行われた全国高校ラグビー選手権が、スポ
ンサーの撤退などで ファイナルのみしか見られないのは大いに残念な
事である。 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
いやはや! (しら)
2008-01-07 18:43:27
夕べは、telありがとう。何人かの近況を聞けてうれしかったです。久しぶりに声も聞けて!しかし、ラグビーにまで詳しいとは。いやはや恐れ入りました!また遊びにくるね!
 
 
 
こちらこそ (こーじ)
2008-01-07 23:44:27
>しら様
 こちらこそ、私の知らない連中の近況を聞けてよかったですよ。
 ラグビーは、観戦暦32年になりますよ。
 ネ○ト時代も、お客さんとラグビー話で盛り上がってました。
 
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