ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
びわ湖マラソン、若手のサブ・テンは嬉しいのだが・・・・
堀端3位、世界選手権代表に=キプサングが大会新で優勝―びわ湖マラソン(時事通信) - goo ニュース
今日行われた世界陸上の最終選考レースである びわ湖マラソンではケニアの
ウィルソン・キプサングが2:06:13の大会新記録で優勝し、日本人では堀端
宏行が2:09:25というタイムで3位に入り世界陸上の代表を決めた。
特に先週行われた東京マラソンで‘市民ランナー’の川内優輝が出した2:08:
37に次いで2時間10分台を切るサブ・テンが続いたのは久しぶりの明るい話題
だし、更に川内と共に24歳という25歳前後の若手のサブ・テンは将来に向けて
心強いとは思う。
しかも4位に入った中本健太郎も内定基準タイムの2:09:29こそ切れなかった
が2:09:31で、6位の‘元祖山の神’今井正人も2:10:41と自己ベストで走った
のだから大きな収穫だと思いたいのだが・・・・・
正直言ってガッカリするのが優勝したウィルソン・キプサングの実力は他を圧して
いて26㌔過ぎにペースメーカーが外れメルガがペースを上げた時にキプサングら
外国勢が付いて行ったのに対し日本勢は1人も付いて行かず数メートル後方で
集団を作っていた事。
たしかに世界陸上の選考レースを兼ねているため、特に福岡で先頭集団に付
いて行き失速した今井にとっては最後のチャンスになるので失敗できないという
プレッシャーがあるのは分かる。
しかし これが世界陸上ならば今回のようにペースアップに対して自重していたら
北京五輪のようにメダル獲得はおろか上位入賞も絶望的になる。
更に優勝したキプサングの持ちタイムは現役歴代8位に過ぎないのだから、単純
に考えると それより上の実力者が7人以上いるわけでサブ・テンだと喜んではいら
れない。
実際にキプサングがペースメーカーが外れた後にもペースアップして行ったのに
対し日本人選手達はペースダウンが顕著で、いずれも30㌔過ぎからのペース
アップという課題は依然として存在するのだ。
ちなみに解説の谷口浩実が面白い分析をしていた。
‘最近びわ湖マラソンのタイムがいいのは駅伝シーズンが終わっているので、マラ
ソン練習に集中できるのが原因の1つ’
そういえば選考レースの日本人最高タイムを比べたら福岡のタイムが最も悪い。
これは正月のニューイヤー駅伝に備えて駅伝の練習が主体になっているので、
マラソン練習に集中できないという事なのだろうか。
駅伝偏重が こんな所にも影響している事に愕然となったのは言うまでもないし、
30㌔過ぎから全く勝負できないのならサブ・テンランナーがいくらいても意味が
ない。
« 1クール目は独... | また1人 名将... » |
> しかし これが世界陸上ならば今回のようにペースアップに対して自重していたら北京五輪のようにメダル獲得はおろか上位入賞も絶望的になる。
ほんとうに、その通りだと思います。攻めてほしかったですな。
福岡でのレースでペースアップしたときについて行って失敗したのがトラウマになったのかとも思いましたよ。
ついて行っても、行かなくても結果が同じというのが悲しいですね。