昭和から令和までヤプールが暗躍するとは

 ウルトラマンAに登場した敵ヤプールはシリーズで初めて登場し
た作品を通しての敵で、23話では合体して巨大化してウルトラマ
ンAとの直接対決で敗れて滅んだはずが残党が暗躍し最終回に北斗
星司が正体を明かさずにいられない状況を作り地球を去らざるを
得なくしてしまう。

 つまり直接対決には負けたものの、執念で戦略的には痛み分けに
持ち込んだともいえる。

 そして凄いのが次作タロウに巨大ヤプールが登場するだけでなく
平成に入ってメビウスでも復活し劇場版ではUキラーザウルスを生
み出すし、令和に入ってもウルトラマンデッカーに登場するなど3
元号にわたって暗躍しているわけだ。

 ウルトラマンAではメインライターの市川森一がキリスト教的な
世界の悪魔というイメージを描いていたのだろうが、他のライター
達がしっかり理解できてない感じだったので市川氏が第1クールで
降板するとチープな単なる悪キャラに成り下がっていた。

 ところが市川氏が復帰した48話と最終話でヤプールを復活させ
ると一気にその凶悪性がアピールされ、平成以降の作品に影響を
与えタチの悪さが強調された、

 特にメビウスでは悪徳記者ヒルカワを甘言でそそのかして利用
するなど邪心あるところにヤプールありで、むしろウルトラマン
Aを見ていた世代の方がヤプールの魅力を分かっているような感
じの作品が多い。

 結局ヤプールというのは悪魔で先述したように邪心ある所にヤ
プールありだから、いくら倒しても必ず復活するというヒーロー
史上に残る悪キャラだろう。

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