goo blog サービス終了のお知らせ 

水戸黄門の第1部を見て意外な所に気が付いた

 1週間前に4月4日からTV東京系で11:30からOAされていた水戸黄門の
第1部が終わり、今週から第17部が始まっている。

 水戸黄門の第1部は69年に始まったもので意外にも再放送でも記憶にない
ので興味津々でHDDに撮って見ようとしたのだが、最初の2話を店の連休の
ため気付かずに見逃していたのが大いに残念だった。

 ちなみに再放送という事でTV東京系の放送時間が合わないのだろう、OPが
端折られているのでゲスト出演者などが分からなかったのだがコチラのサイト
データがあったので何とか楽しめたし終盤になってフルコーラス流れるように
なったものの何と主題歌である‘ああ人生涙あり’はカラオケだけ流れて歌はなし。

 そうかと思えば歌詞付きで劇中に流れたりするのだから油断がならない。
 
 東野英治郎の黄門様は見慣れているので安心感があり‘やっぱり黄門様は
東野英治郎だな’と思いながら見ていたのだが、第1部だからか後の泰然自若
というムードではなく意外に感情をむき出しにしたり杖で戦ったりというシーン
もある。

 格さんの横内正は物心付いたときから見ているので違和感がないが、助さんが
里見浩太郎ではなく杉良太郎なのでキザな遊び人で軽い雰囲気があるのが
印象的だ。

 もっとも格さんが堅物なのに対し助さんは軽い感じという基本は里見浩太郎の
助さんにも受け継がれているのだが、杉良太郎の助さんは特にその傾向が強い。

 風車の弥七が第1部から出ていたというのには驚いたのだが常に登場するわけ
ではないし、お約束である黄門様一行をはじめとした善人達が悪人から襲われて
ピンチになった時に風車手裏剣が飛んできて・・・というシーンが殆どない。
 だからというべきか善人達に犠牲者が けっこう出ているのも特徴で、以後の
シリーズのように善人達が必ず助かるというわけではなかった。

 また定番になっている風車にメッセージを結び付けて黄門様に送るのではなく、
風車の紙の部分にメッセージを書いているのだ。

 そして何よりの違いが印籠。
 印籠を見せ付けて‘この紋所が目に入らぬか’とやるシーンがないのだ。
 むしろ顔パスのような形で‘○○殿、ワシじゃ’で印籠を出すメロディが流れ・・・と
いうパターンで印籠は‘光圀の使いの証拠に’という形で格さんに預けたぐらい
しか登場しない。 

 やはり日本を代表する長寿シリーズで‘偉大なるワンパターン’と言われている
水戸黄門も最初は基本フォーマットを模索していたのが分かる。

 ただ山形勲演じる柳沢吉保をはじめとした悪役や彼らから虐げられる善人など
味のある役者が多く、特に田中邦衛が演じた脱獄囚などは凄みがある。

 これなど最近の‘お子様ランチ’化した水戸黄門にはない味であり、東野英治郎
編が いかに素晴らしかったかが分かる。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« スペースビー... 今年の祭りは... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
素晴らしいのは (屯田兵)
2011-05-27 21:49:43
殺陣、松方弘樹のお父さんよりうまいと思う
とは言っても東野先生や横内角さんまでの話
テレビ東京系なんだ えええ
 
 
 
水戸黄門といえば (餃子少年)
2011-05-28 19:20:33
最初期は前後編式だったものが全国のお年寄りから「続きを見る前にお迎えが来たら死んでも死にきれないので一話完結にしてほしい」との要望でそうなった・・・と以前、伊集院光氏のラジオで聞いたことがあるのですが、実際の所どうなのでしょう?
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2011-05-29 00:25:36
>屯田兵様
 やはりTV東京ならではの再放送ですからね。
 TV東京は我々の味方ですね。

>餃子少年様
 第1部では前後編はないですね。
 14話まで1つのテーマがある大河ドラマのような
部分はありますけど。

 ひょっとして2部以降で前後編的な作りをしたかもしれませんね。

 これからもコメント宜しくお願いします。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。