素晴らしかったラグビー日本代表の丸の内パレード

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-191211F660

 ラグビーW杯でアイルランドやスコットランドに勝って予選プー
ルを1位で通過しアジア勢初のベスト8に進出した日本代表28人が、
今日の正午過ぎから丸の内仲通りの800mを練り歩くパレードが行
われ5万人のファンが祝福した。

 平日にも拘わらず5万人ものファンが沿道を埋めて選手達を祝福
するシーンを見ると、あれだけ弱く地味だったラグビーがここまで
メジャーになってくれたと感無量になった。

 基本的にラグビーはアマチュアリズムを第一に順守する競技ゆえ
世界的にもメジャーとは言い難く、特に日本では過剰なぐらいアマ
チュアリズムを信奉していたので20世紀まで こういったパレード
などは協会内で批判の的だったろう。

‘ラグビーは何もしなくても客は来るんだよ’とはサッカー関係者達が
Jリーグ発足前にアドバイスをラグビー協会に求めに行った時‘偉い
人’が椅子に踏ん反り返って言っていたというエピソードがあるよう
に、80年代まではサッカーよりもラグビーの方が観客動員率は高く
TV放送もラグビーの方が多くはあった。

 ただし人気があったのは大学ラグビーの早慶戦や早明戦に早稲田
・明治・慶應絡みの大学選手権に、社会人王者と大学王者が対戦す
るNHK杯ぐらいで残りの試合はサッカーと変わらないか少ないぐら
いだったのを忘れてはいけない。

‘何もしなくても客は来る’という態度は‘本当のファンだけだ見に来
ればいい’という発想になっており、アマチュアだから過度な露出は
まかりならぬ的な思想が更なる足枷になって一般への露出が控えら
れ本来なら凄く面白い競技ながら地味な存在になっていた。

 地味な存在=マスコミが取り上げないという事は協会の運営がア
マチュアなので無責任体制となり、結果を残せなくてもなぁなぁで
終わらせていたので強豪国が目の色を変えて向かってくるW杯で勝
てるわけがなかった。

 だからW杯開催といっても開催国の日本代表の試合以外は観客も
少なくTVの視聴率も悪いだろうと思われたのだが、始まると日本の
健闘もあり大いに注目を浴びた結果 日本戦以外の試合でも多くの観
客が集まり視聴率もプロ野球の日本シリーズを凌駕するほどだった。

 他の国の試合を見る事によってレベルの高さを一般客も実感し、
それらの国に果敢に挑んで行く日本代表の姿にファンは感動したと
いう事になる。

 今回のパレードは そういったファンに対する感謝の機会という形
で行われたようで、ジャージ姿でオープンカーに乗ってのものより
素晴らしいものだと思う。

 正直言ってブームが過ぎれば以前ほどマスコミも取り上げないか
もしれないけど、今年起こした瞬間最大風速を起こすエネルギーが
ある事が証明されたので次回のW杯の時には同じぐらい盛り上がる
だろうとは思う。

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