月曜営業は

　今日は今年最後の月曜日。
　本来なら月曜日は休日なのだが、毎年最後の月曜日は営業日となる。

　ちなみに月曜営業といっても25日までは休日で、26日以降の月曜日が営業日に
なるのだ。

　お客さんにとって月曜日＝休日というのは知れ渡っていて、84年に村上春樹が
執筆したエッセイの中でも‘作家のような仕事をしていると曜日の感覚が分からなく
なるのだが、辛うじて月曜日だけは床屋が休みという事で分かる’と記している
ように浸透している。

　だから逆に月曜日に営業しても休日という概念があるので基本的に暇だし、
以前は‘今日やっているでしょう’と電話での営業確認の問い合わせも年配者
からが圧倒的に多かった。

　31日の除夜の鐘を聞きながらカットしてもらっていた経験を持つ年配者にして
みると、20日を過ぎると月曜でも営業するのが当たり前と思っているのだ。

　ただし そういう世代も最近は亡くなったりしているので、どうせ休日に営業する
なら1人でも多い方がいいと思い10年ほど前から‘○○日の月曜日は営業します
から、どうせ年末に来店されるなら この日が狙い目ですよ’と25日以降に来店され
そうな お客さんにPRを せっせとしているしHPのトップでも告知している。

　今年など週末の25・26日の2日間は雪が降り続いて最高気温が5度未満という
最悪のコンディションだったので、残念ながら客足は鈍く暇だった。

　今日は例年よりは寒いものの昨日・一昨日の寒さよりはマシだったので‘どうだ
ろうか’と思っていたら、ありがたい事にPRした お客さんの殆どが来店してくれて
昨日・一昨日よりも忙しかったので助かった。

　ただし第3日曜営業の場合、今年は あまり効果がなかった。
　やはり正月前や盆前に拘る人にしか通じないのかもしれない。