安藤、浅田、村上を選出＝男子は小塚と高橋、織田―世界フィギュア(時事通信) - goo ニュース
24日から長野のビッグハットで行われていたフィギュアスケート全日本選手権は
今日が最終日。
男子シングルは昨日SP1位だった小塚崇彦が4回転ジャンプを失敗しながらも
逃げ切り、注目の女子シングルはSP2位だった安藤美姫が逆転優勝しSP1位
だった浅田真央の5連覇を阻んだ。
そして終了後に来年東京で開かれる世界選手権の代表に男子は小塚・高橋・
織田が、女子は安藤・浅田・村上が選出されたのだった。
今回見ていて感じたのはレベルが高いだけでなく選手層も厚い事。
男子は世界王者の高橋大輔がGPファイナルの前日練習で小塚と激突した痛
みの影響でSP4位と出遅れながらも3位に入り、GPファイナル2位の織田信成も
転倒してSP3位からフリーで巻き返したものの届かずに2位。
注目は昨年の世界ジュニアで優勝しシニアデビューとなった16歳の羽生結弦が
SPを自己最高点で2位通過した事で、フリーでは最初に予定していた4回転ジャン
プが3回転になるなどミスをして3強に食い込めなかったのだがキャリアを積めば
楽しみな素材だ。
女子もGPファイナル3位の村上佳菜子が3位に入り、14歳の庄司理紗も5位に
入るなど浅田真央と安藤美姫だけでなく次世代を担う選手が上位に入ってきた
のも嬉しい結果だ。
そして肝心なのが今シーズン不調だった浅田真央。
得意にしているジャンプの不調からGPシリーズでは散々な出来でGPファイナル
に残れず心配されたのだが今大会ではSPで課題だったトリプルアクセルを決める
など1位で通過し、フリーではノーミスの演技をした安藤に逆転されたものの復調の
兆しが見えたのは大きい。
やはりエースが元気でないとムードが悪くなるし、レベルが高いのでエースと
いえども不調だったら地元開催の世界選手権には出られなくなる可能性が
あっただけに完全復活とはいえないものの3ヵ月後に向けて目途が立ったと思える
ので一安心したものだ。
PS ‘亀田祭り’なるショーはフィギュアスケート終了後に一応
録画で見たが、想定の範囲内だった。
あれをボクシングの世界戦とは言わない！
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思えばトリノ五輪の際は予選で不調、体も今ひとつシェイプされておらず「最初から安藤は代表枠確保済み」と酷評され、五輪本番でもミスを連発して下位に沈み、と文字通り地獄を見た上に、バンクーバーでもほぼ完璧な演技を見せながら「浅田・安藤下げ」のジャッジに泣かされてメダルを逃し、と幾度も辛酸を嘗めた者の「転んでも只では起きない、今に見ていろ！」の意地と磨き上げた技の強さを存分に見せてくれました。
同じくバンクーバーでは不当なジャッジ（と、あえて言い切ります）に貶められた浅田真央も、ジャンプを全面的に見直す、という乾坤一擲の勝負に挑み、生みの苦しみを味わった末に、どうやら一つの突破口を見出したかに思える今回のフリーでした。でも、真央ちゃんの実力はあんなモンじゃあないはず。今回のフリーの内容なら、まだまだ伸び代は相当にありそうに思えました。おかえり、がんばれ！ですね。
怖いもの知らずで突っ走ってきたかのように見えた村上佳菜子も、さすがにフリーの演技開始前は緊張感で表情が強張って見えましたが、演技終了後はいつもの笑顔全開。彼女もいつかは安藤、浅田のように地獄を見る日がくるかも知れませんが、トップ2がこうも磐石だと、案外このまま4年後まで突っ走ってしまう可能性もありえるかも… こうなると（悪い）恒例のルール変更という名の日本バッシングが一番心配かも、ですね。
これほどにレベルの高い戦いであったにもかかわらず、スポーツ各紙の一面は
報知 三バカ大将
日刊 真央ちゃん
スポニチ 三バカ大将
サンスポ 有馬記念
東中 三バカ大将（但し中日は真央ちゃん）
デイリー 三バカ大将
道スポ 有馬記念（道スポは北海道新聞のスポーツ紙ですが、サンスポから紙面提供を受けています。普段は日ハム新聞です）
西スポ 高校駅伝（どうしちゃったんでしょうね？）
なお、三バカ大将は見てませんが（見る気にもなれませんが）録画されたのは無駄だったような気が。
やはり壁を乗り越えると、それが力になるという例ですよね。
まぁ出る杭は打たれるとは言いますが1つの国が勝ち過ぎるとルール変更になりますけど、対抗策としては
あらゆるタイプの選手を育成（つまりジャンプを跳んでナンボの選手ばかりではない）する必要がありますね。
だからこそ層の厚さは絶対必要ですね。
＞怪人太郎冠者＠1553様
コチラのスポニチでは浅田真央がトップでしたよ。
3バカの長男の記事など一番小さかったのですけどね。
印刷が間に合わなかったのでしょうか。
それにしても世界戦とは思えないショーボクシングでしたね。