テニス、ダニエルは初日単第1戦 デ杯入れ替え戦
大坂なおみの全米OP女子シングルスの優勝で盛り上がった日本
テニス界だが、明日から男子テニス国別対抗戦のデビス杯Wグルー
プ・プレーオフが大阪・靱テニスセンターでボスニア・ヘルツェコ
ビナ相手に行なわれる。
今回の日本代表はエースの錦織圭や2月のイタリア戦でエース格
だった杉田祐一は招集されず72位のダニエル太郎と170位の西岡
良仁に20歳で276位の綿貫陽介が選出され、ダブルスでは昨年の
楽天ジャパンOPを制したマクラクラン勉と内山靖崇ペアが出場す
る事になった。
一方のボスニア・ヘルツェコビナはエースで24位のダミアー・
ジュムホールが全米OPでのケガで欠場し、79位のミルジャ・パシ
ッチと240位のトミスラフ・ブルキッチがダブルスにも出場する陣
容になっている。
抽選の結果1stラバーがダニエル-ブルキッチ、2ndラバーは西
岡-パシッチという形になるわけだが西岡のできが勝ち抜きの鍵を
握る事になるだろう。
日本にとってデビス杯Wグループ残留プレーオフは今回で4年連
続で15年はコロンビアとアウェーで、16年はウクライナ、昨年はブ
ラジル相手にホームで勝って何とかWグループに踏み止まっている
状況だ。
かつては錦織圭頼みの状態で錦織のシングルス2勝に添田豪らの
1勝での残留というのがプレーオフでの必勝パターンだったのが、
最近はダニエル太郎や杉田祐一らの台頭でプレーオフならば錦織抜
きでも勝てる可能性があるし課題だったダブルスも内山&マクラク
ランペアのレベルアップでそれなりに戦えるようにはなっている。
とりあえず岩渕聡監督が‘総合力では日本が上’と言うように、
ジュムホール抜きのボスニア・ヘルツェコビナならばシングルスで
ダニエルと西岡の力が上回るだろうしパシッチ&ブルキッチがダブ
ルスに回るため負担が大きくなるのも有利にはなる。
気になるのは西岡の左指のケガで極端な事を言えば必勝パターン
である第1&第4&第5ラバーを勝っての3勝は、西岡にかかって
いるから何とか万全の状態で臨んで欲しいもの。