ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
帰ってきたウルトラマン・11月の傑作群について
第1期のウルトラはウルトラQが1月2日に始まり初代は7月
から、セブンは10月からの放送開始だ。
それ以降の昭和のウルトラは4月から翌年3月までの1年間放
送されている。
ウルトラマンメビウスは平成に入って初めての4月開始番組
となり現在3クール目に入っているのだが、メビウスは過去の
シリーズへのオマージ色が多い作品という事で11日にOAされる
「怪獣使いの遺産」は帰ってきたウルトラマンの33話・怪獣使
いと少年の続編っぽい話らしい。
因みに帰ってきたウルトラマンでは11月にOAされた4本の作
品の評価が凄く高く‘11月の傑作群’とも言われている。
まず第1週にOAされた31話・悪魔と天使の間に
帰ってきたウルトラマンでは初の宇宙人が登場するのだが、
ゼラン星人はろうあの少年に化けて伊吹隊長の娘に近づく。
そして郷を挑発、まんまと引っかかった郷は・・・・・。
障害者や子供は純粋だから決して悪い事や人を騙す事はしな
いという伊吹隊長や大人の心理に付け込むゼラン星人のキャラ
はウルトラでは初めての設定で、脚本を書いた市川森一は次の
ウルトラマンAでは第1クールのメインライターを務めているが、
ヤプールの原型として見ると面白い。
32話・落日の決闘
バルタン星人の生みの親である飯島敏宏監督が千束北男の
ペンネームで脚本を書いた話で、怪奇大作戦の‘霧の童話’
を髣髴させる田舎のよさをほのぼのとしたタッチで描いている。
‘霧の童話’は悲劇性が高かったがこちらはギャグが散りばめ
られているし浜村純演じる地震を予知する老巡査がかなり笑える。
なにせMATが電車で出動したり迷彩色のMATビハイクルが登場
したりという他の話では考えられないパターンが多々ある。
33話・怪獣使いと少年については明日アップします。
34話・許されざるいのち
ゴジラvsビオランテの原案を書いた当時高校生の小林晋一が
原案を書いている。
動物と植物を合成しようとした科学者の苦悩を描いているが
面白いのが郷の幼なじみという設定。
亡くなった父親に対するコンプレックスから動物と植物の垣根を
越えた生物を創ろうとして成功するものの、その生物が怪獣化して
しまう。
抹殺方法を知るのは創った科学者のみ、幼なじみの郷の説得で
抹殺を決意するのだが・・・クライマックスに70年代ならでは
の歌が流れるのが時代を表している。
とまぁ簡単に書いたつもりが盛り上がって、ついつい長くなって
しまう。それぐらいの力作が多いのだ。
11月のメビウスは、どうやらそれを意識しているようだがどうな
るか?第1週の円盤生物・ロベルガーはなかなかよかったのだが。
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結局途中で投げ出してしまったのですが、後になって、小林氏の原案に決定したのを新聞か何かで知りました。そのときの記事で覚えていることは、たしか小林氏は歯科医ではなかったかと思います。
やっぱ若いころから頭もよくて、特撮にも興味があって、いい歯医者さんなんだろうな・・・とか、ふと思い出とともに、考え込んでしまった次第です。
だらだら長々とスイマセン。
心してかかりますw
シナリオ応募とはすごいですね、その意気や大いによし
ですよ。
歯科医になっているとは知りませんでした。
考えて見ればレオゴンもビオランテもシチュエーション
似てますよね。
>まみ様
録画忘れには十分ご注意を・・・
ハードな内容だと思いますから息子さん共々心して見て下さいね
11月の傑作群と呼ばれるエピソードがありますが、何故集中して名作が生まれたのでしょうか?
「11月の傑作群」というのは、『帰ってきたウルトラマン』で11月に放送されたエピソード……
第31話「悪魔と天使の間に…」1971年11月5日放送
第32話「落日の決闘」1971年11月12日放送
第33話「怪獣使いと少年」1971年11月19日放送
第34話「許されざるいのち」1971年11月26日放送
31:市川森一、32:千束北男、33:上原正三、34:石堂淑朗と脚本家が違いますけど、偶然いい話が多いですよね。
もっとも10月最後のオクスター編や35話のプリズ魔編も名作ではありますけど。