ウルトラQの怖さはモノクロならでは

 ウルトラマンZは昭和ウルトラに登場した怪獣が、多数登場する
ケースが見られる中18話を終えたところでウルトラQ怪獣が5体登
場しウルトラマンの6体に続いている。

 ウルトラQの怪獣は巨大ヒーローと対戦しないという事もあって
存在自体が人類の脅威というわけで、能力的には地味なケースが多
いのだが意外に物足りなさがないのは不思議だ。

 そしてモノクロ作品という要素が特にホラー系のEPにはマッチ
しておりラゴンやタランチュラにケムール人編などの恐ろしさは、
モノクロだからこそのもので先日のZにおけるケムール人の雰囲気
を見ると再認識するわけである。

 2020年の挑戦はOP映像からしてネガ映像に変わるという他では
見られない描写だし、ケムール人の疾走シーンや観覧車襲撃シーン
などでのシーンがZでも再現されていたのだがモノクロの方が不気
味さが実感できる。

 そういえば大クモ・タランチュラが登場するクモ男爵編も一平
や竹原が落ちる沼の描写やタランチュラの襲撃などはモノクロな
らだからこその怖さが実感できるし、ラゴンが石井博士宅に侵入
する時のアップのシーンなども然り。

 更にモノクロだからこそ東宝特撮映画のライブシーンを違和感
なく使えるという利点があり戦闘機や戦車隊の攻撃シーンは地球
防衛軍やラドンのシーンが使われているし、モングラー編のラス
トである火山の噴火シーンはラドンのラストシーンになっている
のだがモノクロだからこそ分からないと思う。

 7年前の13年にWOWOWで総天然色版がOAされ最初に見た時は
‘オオっ’と思ったものの、見ているとモノクロならではの良さが消
えているのでウルトラQのよさは七人の侍同様モノクロにあると
実感するのだった。

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