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ON日本シリーズに決着がついて20年

 昨日はホークスが3年ぶりのリーグ優勝を果たしCSを勝ち進
めば昨年に続いてジャイアンツとの日本シリーズになるのだが、
今から20年前の今日00年10月28日に東京ドームで行われた日本
シリーズG6でジャイアンツがホークスに9-3で勝って4勝2敗で
のシリーズ制覇を達成した。

 この年のシリーズはジャイアンツのV9時代を支えた長嶋茂雄
と王貞治がジャイアンツとホークスの監督として対戦した結果
的には最初で最後のシリーズとなり、巷ではON決戦という形で
開幕前から大きな話題を集めていたのだが水を差す出来事が開
幕前にあったのだ。

 それは福岡ドームサイドが97年に00年のシリーズ開催予定日
にも拘わらず脳神経外科学会に貸していたので、何と福岡で行
われる24日以降に開催できないという事が判明し最終的には最
初に東京で2連戦を戦い移動日なしで福岡でのG3を戦う3連戦後
に2日の休養日を入れて福岡&東京で移動日なしの2連戦づつ4連
戦という変則日程になってしまった。

 これがホークスサイドに影を落とす結果になる。

 G1を5-3、G2を8-3と共に逆転で連勝したホークスは当日移
動で福岡に戻ったG3は9-3で落としたのだが、残り2試合を福岡
で戦えるという事から余裕の1敗だと思われていた。

 ところが2日の休養日を挟んで行われたG4を1-2で落とすとG5
も0-6で完敗し王手をかけられ東京に戻ったG6で先制したものの、
あっさり逆転され3-9で敗れたのだが正直言って例年の日程なら
ホークスの勝ちだったのではと思う。

 通常日程なら敵地での連勝スタートしてもG3は3連戦の初戦と
いう事になるので気分的にリセットされて臨むのだが、この年の
日程なら敵地で連勝しているので3戦目ぐらい落としても…と考え
がちなのに対しホームで連敗したジャイアンツは必死になって臨
んでいたから結果的にモチベーションの差が出ての2勝1敗だった。

 しかし福岡に腰を落ち着けて2日の休養日があった00年シリーズ
では2日間の休養日にジャイアンツはホークス打線を徹底的に分析
しており、実際G3まで16点を挙げたホークスが後半の3試合は4点
なのだからジャイアンツにとって
2日間のインターバルがいかに大
きかったか分かるだろう。

 これが通常日程ならば休養日は1日だから移動だけで、ここまで
分析する事は難しいだろう。

 それを考えるとホークスはジャイアンツだけでなく身内にも敵が
いたというのが最大の痛恨事ではないだろうか。

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