やられ役はシーゴラスよりムルチ

 今から50年前の今日72年5月26日にOAされたウルトラマンA
8話メトロン星人Jr&ドラゴリー編の後編で、地球に接近する妖
星ゴランを破壊するための弾道ミサイル・マリア2号の発射を
妨害するメトロン星人Jrと超獣ドラゴリーの出現をウルトラマ
ンAが阻止しようとする中で怪獣ムルチまで出現し3体を相手に
する形になる。

 実は前回ウルトラマンAはエースバリアでドラゴリーを封じ込
めたものの南夕子の体力に相当なダメージを与えているため通常
の力の半分しか使えないので、ただでさえ2体を相手に苦戦して
いる最中にムルチが出現するのは帰ってきたウルトラマンのグド
ン&ツインテール編前編のラストでツインテールに手こずってい
る時にグドンまでが出現したシーンを思い出す。

 どうやらゴランの接近で目覚めたのだろうが今8話冒頭で誤っ
てドラゴリーに激突し逆に投げ飛ばされた後、下顎から腹を2つ
に引き裂かれたうえに左足をもぎ取られ惨殺される悲惨な存在
だった。

 まぁ超獣の方が怪獣より圧倒的に強い事を示すためだろうが、
それにしても悲惨な最期だが脚本段階ではシーゴラスだったら
しい。

 ただシーゴラスは津波怪獣の異名があるように海から出現す
るというのが条件だが、マリア2号の発射基地は内陸のため必
然性がないし竜巻怪獣シーモンスとのつがいという設定もある
のだからシーゴラスよりムルチの方が相応しいと思う。

 ちなみに今EPは前編が市川森一、後編は上原正三と当時の2大
ライターの共作になっているしシーゴラスとムルチは共に上原
正三脚本に登場する怪獣。

 先述したように前編のラストでムルチが出現し3体と戦うハメ
になったウルトラマンAの姿は、帰ってきたウルトラマンのグド
ン&ツインテール編前編ラストを思い出すと書いたがこれも上原
正三作品だから同じシチュエーションを持ち込んだ形になって
いる。

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