顔見せ興行が不人気なのは当たり前

 先日上げた何のための親善試合という記事でサッカーの国際親善
試合では、調整試合に過ぎず勝ち負けよりもケガをしない事を第一
にプレーするというのが基本姿勢と記した。

 最近サッカーの国際親善試合の視聴率が今ひとつだというのも、
視聴者がマスゴミの煽り報道に騙されず真剣勝負ではない事を見抜
いているからこその事態ではないかと思われる。

 これと似ているのがプロ野球のプレシーズンゲームで以前なら開幕
前でもジャイアンツなどの人気チームのプレシーズンゲームは大人気
で、満員の観客の中でTV中継もしっかり行われるというのが当たり前
だったが最近ではTV中継もほとんどなく地方球場ではなくドーム球場
など本拠地のある場所で開催されるようになった。

 そして地方での主催試合のほとんどが公式戦になっているのも調整
試合=顔見せ興行では採算が合わなくなっているのかもしれないし、
昭和の時代なら行われていたシーズン終了後のエキシビションゲーム
を見なくなったのもそういった事情ではないか。

 また日米野球なども以前なら顔見世興行でもメジャーリーガーを生
で見られるだけでも嬉しかったのが、最近はMLBの生中継を見る事が
できるようになったので通常以上の入場料を払って顔見せ興行を見に
行く必要もないと判断されているのだろう。

 ボクシングでも70年代前半までは世界王者もノンタイトル戦を防衛
戦の合間に挟んでいたのだが、大場政夫など‘ノンタイトルなんか’的
な言い方をしていたのだから選手サイドからは不評だったのかもしれ
ない。

 以前は情報不足やマスメディアの未発達などで顔見せ興行=親善試
合も重宝されたのだろうが、衛星放送の普及からインターネットの充
実によるリアルタイム動画などで情報や映像が見られる時代には不人
気なのは当然だろう。

 

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