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こーじ苑
石井慧総合格闘技転向・柔道からの流出は止まらない!?
北京五輪100㌔超級の金メダリスト・石井慧の総合格闘技転向が
決まった。
と同時にアテネ五輪90㌔級の銀メダリストで05カイロ世界選手権
金メダリストの泉功もプロ格闘界に転向するらしい。
石井はともかく泉までが・・・・と思ったが、ある意味来るべきものが
来たかとも思った。
空手バカ一代などの梶原一騎原作作品を見て育った私など木村政彦を
はじめとした柔道家が、やられ役になっている。
つまりジャケットマッチの柔道は、上半身裸で戦うと掴む所がないので
苦戦しやすいという固定観念を私など植え付けられていた。
現実の世界でも東京五輪の金メダリストのアントン・ヘーシンクが全日本
プロレスで通用せず、ミュンヘン五輪の金メダリストのウイリアム・ルスカ
もアントニオ猪木の前に屈したのを目の当たりにして柔道は総合格闘技
に対して不利というイメージが定着していた。
流れが変わったのがUFCでグレーシー柔術が無敵を誇った時に
グレーシーに唯一勝ったのが木村政彦だったという事が分かった時だ。
その後バルセロナ五輪銀メダリストで87・89・91年世界選手権金メダ
リストの小川直也や、バルセロナ五輪78㌔級金メダリストの吉田秀彦、
シドニー五輪81㌔級金メダリストの瀧本誠らが総合格闘家に転向して
いるが小川や吉田は成功と言える部類だろう。
以前プロゴルファーの上田桃子が‘バレーやバスケットボールなどを
やっている人の気がしない’と言ってヒンシュクを買ったが、ゴルフが
ケガさえなければ一生プレーできるのにバレーやバスケットはメインは
企業アマだから余程の事がなければ一定の年齢になると引退せざるを
えない。
柔道の現状を見ると30歳を越えて現役を続行している選手は数える
ほどで、殆どが30歳ぐらいになると指導者になるのが通例だ。
ところが小川や吉田は40歳近くなっても現役で戦えるのだ。
ただ特に吉田は30歳を過ぎて指導者になっていて総合格闘技に転向
したのだが‘20代で転向していたら・・・・’という思いがあるだろう。
石井のような最強意識の強い選手にとって北京で頂点を極めると連覇
という守りに入るより、総合格闘技という新たなるチャレンジを目指す方が
向いている。
もともと修行スポーツという傾向が強かった柔道にとって試合をする
事によって金を稼ぐプロ格闘技は忌み嫌われるところがある。
五輪がアマチュアの大会だった時代は修行スポーツでも差し障りが
なかったが、ここまで五輪がプロ化した時代にプロを否定する姿勢は
時代遅れではないかと思う。
同じ格闘種目のアマチュアレスリングでは、失敗したものの山本KIDが
北京に挑戦したりできるなどプロとの風通しはいい。
現実的な対処として柔道も1年でも長く現役を続けられるプロを認め
ないと柔道からのプロ格闘技への流出は止まらないと思うのだが・・・・
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男子柔道チームの監督になった篠原氏が「石井不要論」をぶちたてていますが、この分じゃ、本当に次のロンドンでは金メダルゼロの可能性がありますよ。
野球でも解説者?の江本氏が「五輪はアマの大会」と公共の電波を使って発言していましたが、全くゲンナリしますね。
その背景にアマチュアをありがたがる土壌がありますから、なかなか改まりませんね。
野茂をはじめとしたMLB組は、プロとかアマとか関係ないという類の話を聞いた事があります。
やはり参議院議員評論家など昔の人という事ですよ。
それにしてもロンドンやばいです。
JUDOに順応できる人材が居づらいという事になりますからね。
篠原で大丈夫でしょうか・・・・