ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
映画の予告編で最も印象深かったのは
以前も記したように40年前の8月に映画館で劇場版・宇宙戦艦
ヤマトを見たのだが、その時に八甲田山と八つ墓村の予告編が上
映されていた。
共に予告編から凄い迫力だったので、つい見に行きたくなった
ものの中学生という事で予算的にも厳しく最終的には八つ墓村は
話題になっていたので友人達と行く事ができたのだ。
そういえば子供の頃に見に行った映画の予告編は今よりも長い
感じだったし、印象に残るものが多かった。
それを実感したのは83年に上映されていたゴジラ復活オールナ
イトで私が行った2週目の特典が予告編大会で、1本目のモスラ対
ゴジラと2本目のキングコング対ゴジラの間と3本目のメカゴジラ
の逆襲の間に怪獣映画の予告編が上映されたのだった。
後に怪獣グラフィティとしてビデオ化された怪獣映画のが中心
だったわけで見ていると特に昭和30年代の作品は予告編も長く、
その作品の顛末までが分かるぐらいだったわけで見ていたら本編
まで見たくなるものだった。
特に盛り上がったのは空の大怪獣ラドンで会場が福岡という事
もあり中州を破壊したり、天神の岩田屋から西鉄天神駅あたりが
ラドンと戦車隊の戦いの場になっていたため観客達から‘オオー’
という声まで上がっていたのだ。
八つ墓村の予告編でいえば何といっても多治見要蔵が32人殺し
をするのに桜吹雪の舞う中で疾走するシーンで2本の懐中電灯を
鉢巻きで頭に差し大きな懐中電灯を首からぶら下げて左手に猟銃、
右手に日本刀を持ってふんどしを出したままの異様なシーンには
圧倒された。
当時は八つ墓村の原作を読んでなかったので多治見要蔵の疾走
シーンは正しく‘なんじゃこりゃ!’で、むちゃくちゃインパク
トがありTVでのCMでも使われる象徴的なシーンとなった。
また渥美清が出ていたのでゲストか?と思っていたら何と金田
一耕助との事で、当時の金田一耕助といえば映画版が石坂浩二で
TV版は古谷一行でイメージが固まっていたから‘まさか’だった
のを思い出す。
こうしてみると予告編というのはインパクトがあると観客に
‘見てみたい’と思わせるので、かなり重要ではないかと思う
のだ。
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>また渥美清が出ていたのでゲストか?と思っていたら何と金田
一耕助との事で、
彼も、寅さんに出演していたことで、悪役を演じることができなかったのは残念な部分もありましたね。70年代までは、それでも寅さん以外で主演級を演じたこともあったんですがね。
でも、やっぱり「八甲田山」と「八つ墓村」でしたら、子どもでしたら後者を観ますかね(苦笑)。私は、今思い出すと、小学校6年生の時にカトリーヌ・ドヌーヴの主演映画を1人で映画館に観にいったことがありまして、親がそんな映画に連れて行ってくれるわけもないし、友人を誘う気にもならないから(さすがに友人を誘うほどの大物では私もありません)、必然的に1人で観にいったのですが、小学生でドヌーヴの映画を1人で観にいく人間も、自分で言うのもなんですが、非常におませです。
ところで予告編というのは、日本のものと外国のものでは、当然ながらぜんぜん印象が違います。比較すると、やはり日本のほうが私の感性に合います。この映画は、さんざん予告編を見たので、見に行ってしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=PPcbZQrczU8
https://www.youtube.com/watch?v=IkYn_94H07E
ところで「午前十時の映画祭」で、「ローマの休日」を見に行ったら、下の映画の予告編が流れて、「ローマの休日」を見に来る観客の嗜好にぜんぜん合わないんじゃないのと思い苦笑したことがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=2-kqBoMzFWE
渥美清の作品は寅さん以外で喜劇団体列車やハイケイ天皇陛下様など見てましたし、数年前に子供の頃友人宅で友人の父親が見ていた父子草をついつい一緒に見たのを思い出しました。
70年代半ばから寅さんが中心になったので金田一というのは珍しいものがありましたね。
八甲田山は見るからに寒そうで夏場に予告編を見たからいいようなものの、冬には絶対見たくない作品だと予告編を見ただけで思いましたよ。
アップして戴いた予告編を見ると日本版の方がよっぽどいいですね。