【王貞治756号本塁打(17)】日本中が沸いた!王756号をついに達成!(9月3日後編・最終回)
今から40年前の今日77年9月3日に後楽園球場で行われた
ジャイアンツ-スワローズ戦で、王貞治が3回に鈴木康二朗か
ら通算756号ホームランを放ちハンク・アーロンの持つMLB
記録を抜いたのだった。
時に19:10で残念ながら当時のナイター中継は19:30から
だったので生中継で見られなかったので、歴史的瞬間はラジ
オ中継で聴く事になってしまった。
だからか中継開始と同時に756号を打ったシーンのVTRが、や
たらと繰り返し流されたのだ。
この年のジャイアンツは2位以下に大差を付けての独走中だった
ので余裕があったからか、次の4回に王は1イニングだけライトを
守るというシーンがあった。
実は8月31日に755号を打った時にも直後の1イニングだけラ
イトを守っているのだが、それに続いてライトを守るのは長嶋茂雄
監督の外野席のファンを大切にするという姿勢が見えるわけで王も
それに応えた形で長嶋監督時代唯一の独走優勝というシチュエーシ
ョンがそれを可能にしたのかもしれない。
この年の関東地区は8月13日から19日まで雨のため中止が続き
8月28日に神宮で754本目を神宮で打った後に、30日から9月4
日までは後楽園でのホエールズとスワローズ相手の6連戦だった。
8月28日が神宮での3連戦の2戦目で31日も2戦目だったので
3日の土曜日あたりがXデーになるのではと思っていたし、昨年の
通算714号&715号の時や755号も後楽園だった一方でスワローズ
3連戦の初戦は金曜日で録画中継のイレブンナイターになるから何
とか2戦目以降にと思っていたのだ。
だから土曜日の3日に出た時には嬉しかったし本拠地での達成だ
けでなく、試合も8-1で快勝しているのだから後楽園球場に駆け付
けたファンは最高だったろう。
ちなみに王のメモリアルHRの多くは後楽園で打つケースが多く
714号の時以外は勝っていたからジャイアンツの勝負強さと巡り合
わせのよさが目立っていたのだが、翌年800号を打った時は後楽園
だったもののホエールズに逆転負けをしたので嫌な予感がしていた
らスワローズに優勝をさらわれたのだった。