SWシリーズ影の主役はパルパティーン

 スター・ウォーズシリーズの事を巷では、スカイウォーカー家3代
の物語といわれている。 

 ファントムメナスからシスの復讐までがアナキンがダースベイダー
になっていく物語で、新たなる希望からジェダイの帰還までがルーク
・スカイウォーカーの物語という形になっておりフォースの覚醒から
スカイウォーカーの夜明けまではレイとカイロ・レンの物語になって
いる。

 しかし最終作・スカイウォーカーの夜明けで結果的にラスボスが
パルパティーンだったという事が判明したわけで、シリーズ9作は
パルパティーンによる銀河帝国の野望の歴史という見方もできる
のではないかと思った次第。

 ご存知のようにパルパティーンはファントムメナスから共和国の
元老院議員という形で活躍する傍ら、ダース・シディアスという裏
の顔を持って通称連合のヌート・ガンレイらを操りナブーを侵略す
るなどの暗躍をしていた。

 そして弟子のダース・モールを倒されるとドゥークー伯爵を利用
するなどして最終的にアナキン・スカイウォーカーを暗黒面に引き
ずり込む事に成功し銀河帝国を成立させると、ダースベイダーにな
ったアナキンの息子・ルークをも暗黒面に引きずり込むべく画策し
たのだが最後の最後でダースベイダーが反乱を起こし捨て身の行動
により滅ぼされた。

 ところが生き残ったシスの信奉者達が持てるテクノロジーを結集
してパルパティーンを復活させると、帝国の流れを汲む組織・ファ
ーストオーダーの最高指導者スノークを操って新たなシスの帝国を
作り上げるべく暗躍していたのだ。

 正直言って最後のジェダイでレイとカイロ・レンによってスノー
クが倒された時にカイロ・レンのラスボスはないと思っていただけ
に、先述したようにダース・モールラスボス説を考えていたのだが
パルパティーンが復活していたとは予告編を見るまで予想外だった。

 こうして見ているとSWシリーズ9作の影の主役はパルパティーン
で、彼の野望の物語だったという見方もできるのではないかと思う
次第だ。

 

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