鳥栖はJリーグの中断期間で どこまで建て直せるか

 Jリーグは先日13節を終えW杯予選やコンフェデ杯の中断期間に入った。

 今シーズンのJ1は例年 降格争いの常連だった大宮が無敗記録を更新する
など10勝2分1敗の勝ち点32でトップに立ち、昨年ACL圏内を争った横浜や
浦和が大宮とは勝ち点5~7の差で追う展開になっている。


 一方の降格争いだが12節で待望の初勝利を挙げた大分と湘南に かつての
強豪・磐田が1桁勝ち点となっているのに続き、前年J1初昇格で5位と健闘した
鳥栖が今シーズンは2勝4分7敗で勝ち点10と辛うじて15位と降格ゾーンでは
ないものの16位の湘南とは勝ち点1の差しかないのが気になる。


 特に磐田は経験のあるチームで監督も交代してテコ入れを図って来るだろうし
鳥栖とは勝ち点差が3なので予断を許さない。


 今シーズンの鳥栖は13節を終えて得点は20で8位タイと健闘しているものの
肝心の失点が18チーム中ワーストの31失点で降格ゾーン内の磐田より9点も
多いのが気になるし、
昨年5位に入った原動力は豊富な運動量から裏打ちされた
守備力で失点が少なかったからこそなので ここまで失点が多いというのも大いに
気になる。


 しかも失点が後半の方が多いので通常ならリードされていても後半なんとかと
考えるのが、後半運動量が落ちて更に失点していまうというパターンがGW以降
多いのを見ると再開される7月から試合が毎週続くので暑い中では最大の武器
の運動量がダウンするのは火を見るより明らかだ。


 更に昨シーズンの もう1つの強みだったホームでの強さも影を潜めて1勝のみ
だし最近でも強豪の横浜などに負けるのは止むを得ないとしても、ライバルと
思われる新潟あたりに引き分けすら持ち込めないといのが辛いものがある。


 しかも13試合消化で半分も消化してないのだから本来なら‘これから巻き返し’
という気になるのだが前記したように、これから暑くなると持ち味の運動量にも
悪影響が出るので このままでは巻き返しどころか むしろ成績を落とすのでは
と危惧するのだ。


 昨シーズンはギリギリで昇格したばかりだから降格候補の1番手に挙げられて
いたし対戦相手からのマークも甘かったというのも健闘できた理由の1つだろうが、
さすがに最終節を勝てば3位確定でACL進出まで活躍すれば強豪チームから
研究されるのは自明の理で しっかり対策を立てられているのも明白だ。


 それを考えると鳥栖の今シーズンの目標はACL進出ではなくJ1残留という事に
なるし、そのためには6月の中断期間中に生命線のディフェンスを立て直さな
ければJ1残留は かなり厳しい状況になりかねないだろう。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 今日は小学校... 流星ミサイル... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (ロンドン五輪代表監督)
2013-05-29 23:05:00
>>特に磐田は経験のあるチームで監督も交代してテコ入れを図って来るだろうし・・・

磐田の新監督は既に5月19日に関塚隆氏の就任が決まってますよ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/05/20/kiji/K20130520005839540.html
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。