イチローの3番はMLBでは ありえない

イチローが今季初めての1番、5打数1安打(読売新聞) - goo ニュース

 シアトルのイチローが今日シカゴで行われたホワイトソックス戦で今シーズン
初めて1番に座った。


 今シーズンのイチローはチームで最も打率が高いという事からMLBに行って
から3番に座っていたのだが得点圏打率の低さや長打力のなさから3番失格
論が出ていて、監督も遂に決断したようだ。


 3番イチローに ついては日本のOB達はチームNo1の打率という事で肯定
的で何年も前からイチロー3番説を唱える者の方が多かった。


 ただし以前も記したように個人的にはMLBの常識からすれば3番には巧打者
ではなくホームランを打てる強打者を据えるケースが多く、長打力はないものの
ヒットメーカーを置きたがる日本的な3番タイプは むしろ2番であるから日本の
OB達が いくらイチローの3番を推しても まずありえないだろうと思っていた。


 にも拘らずエリック・ウェッジ監督がイチロー3番を決断した背景にはLaエン
ゼルスから移籍したショーン・ヒギンスが過去2年間不調だった事。


 エンゼルス時代に1番を打っていたヒギンスはシアトルに移籍したものの1番に
イチローが座っている影響で2番や9番を打っていたが不調に陥り全く機能
しなかった事もあって‘チームで最も打率の高いイチローを3番に据えればフィ
ギンスも慣れた1番で機能するのでは’と考えたのは想像に難くない。


 ところが肝心のフィギンスが不調モードから脱却できないしイチローの得点圏
打率も低いためウェッジ監督もイチローを1番に戻したのだろう。


 ちなみに数日前にLaエンゼルス-シアトル戦をTVで見たのだが3番がアル
バート・プーホルズとイチローでは迫力が違うしイチローが3番を打つには
パワー不足だと痛感した次第。


 それを考えるとイチローのような選手をプロ野球のOB達が‘理想的な3番’
などと吹聴する事が、いかに愚かな事かが分かる。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 岩戸神楽に つ... ミラーマン26... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (怪人太郎冠者@1553)
2012-06-04 12:39:36
前回、書き忘れましたが、イチローを1番で使わないとすれば何番がいいか。
ズバリ2番です。2番は多様性が求められます。ランナーを送る、繋ぐ、攻める。そのどれをとってもイチローはソツなくこなせます。
但し、そのためには「本来の1番」であるはずのヒギンズが復調すること。そうでなければ1番がもっともベストな打順です。
 
 
 
同感です (こーじ)
2012-06-04 22:58:22
>怪人太郎冠者@1553様
 基本的にMLBでは2番にリーディングヒッタータイプを起用しますから、イチローの2番には賛成ですね。

 そういえばイチローが94年に1軍デビューした時も
2番でしたから、戸惑う事はないと思いますが。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。