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故郷でのボクシング世界戦から20年

 今から20年前の今日95年8月13日に私の地元の田川で筑豊ジムの
平仲信敏が王者エロイ・ロハスに挑戦したWBAフェザー級タイトル
マッチが開催された。

 当日は祖父の初盆だったものの祖父がボクシング好きだったという
理由付けで義弟と歩いて会場まで行ったのだが、盆の最中で猛暑の中
という事もあってタクシーもなく歩いて行ったものの会場に到着する
と冷房すらなくサウナのような暑さの中での試合となったのだ。

 到着するとセミ・ファイナルが始まり10年後にWBCフェザー級王者
になる越本隆志が元世界王者の息子プラス・アディグを8Rで倒して
ムードを盛り上げる。

 セレモニーではジャズトランペッター・日野皓正の君が代独奏が
あって最高の雰囲気の中でゴングが鳴り1Rから平仲が前進し王者が
捌くという展開で試合は進むのだが、王者が技術の差を見せ平仲の
パンチを巧みに外すと的確な左やアッパーなどを打ち込む。

 ラウンドのインターバルではあまりの暑さに平仲サイドはロープ
の間から上半身を外に出した平仲にタライを下から敷き、頭からバ
ケツの水をかけるという荒技を見せるのだった。

 ところが8Rに打ち合いの中から王者がバランスを崩したところに
平仲の右フックが当たってダウンを奪うと場内は興奮の坩堝になり、
9Rには左ストレートから右アッパーがヒットして王者はグロッギー
状態になる。

 それでもクリンチなどを駆使して平仲の猛攻を凌いだ王者は10R
以降に倒す事を断念して逃げ切りを図り、時おり打ち返すパンチが
カウンターになるなど私がいた2階席からは平仲が猛攻をかけては
いるものの実際は王者のカウンターが的確にヒットする形で試合は
判定に。

 場内の雰囲気は‘ひょっとして’だったが実際は116-112が2人と
116-111が1人の3-0の判定で王者ロハスの防衛だったが、場内は
大きな拍手を退場する平仲に送り健闘を称えたのだった。

 ちなみに帰宅してビデオを見直すと116-112の採点は妥当だと
実感したのだったが、この試合のTV解説を務めた元Jバンタム級
世界王者のA氏が17日後に恐喝の疑いで逮捕されたのには驚いた。

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