ヒーローの人間体の魅力

 先週のウルトラマンZにウルトラマンAが客演して話題になった
だけでなく、北斗星司を演じていた高峰圭二がエースの声を演じ
るなど大いに盛り上がった。

 ここで仮にエースの声を高峰氏以外の人があてても今回のよう
には盛り上がらなかったと思うし、もはやエース=北斗星司=高
峰圭二という図式が出来上がっており違う声優が声をあてても何
らかの不満が出てしまうと思う。

 ウルトラ兄弟の客演といえば帰ってきたウルトラマンのナック
ル星人編で星人の策略に嵌って敗れ処刑される寸前のウルトラマ
ンを助けに初代ウルトラマンとセブンが駆け付けたシーンで、ハ
ヤタを演じた黒部進とモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣が登場し
変身シーンを見せてくれたのはリアルタイムで見ていた私にも
嬉しかった。

 ところがエースの1話で5兄弟が揃ったのを皮切りにゴルゴダ編
やヒッポリト編に兄弟が客演するものの当然ながら人間体は登場
せず、特にゴルゴダ編で兄弟達の会話は黒部進達ではなくテアト
ルエコーの方々が兄弟の声を担当していたのは少しばかり違和感
があった。

 だからこそタロウのテンペラー星人編でハヤタが人間体で登場
した時にはエースの時とは違う感慨があったわけだが、以降みな
さん多忙なため登場する事はなかったようだ。

 それがメビウスでウルトラ兄弟が客演した時に黒部進・森次晃
嗣・団時朗・高峰圭二の4人が同時に客演したのを見ると、これま
での変身体のみの客演とは違った魅力を感じたのだ。

 こうしてみるとヒーローに変身するキャラを演じた人達はヒー
ロー達に負けない人気があると思うし、それを考えると彼らには
いつまでも元気でいて欲しいと思う。

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