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‘ゾフィという番組があった’という話

 我々が子供の頃に、いかにもあったような顔をして妙なウソを
言いふらす同級生がいた。

 何せ‘市民プールの排水口の中に自分の秘密基地の入り口がある’
などと言って実際にプールに潜って排水口のフタを開けようとし
たぐらいだが、その男が小1の頃ゾフィの絵を描きながら‘ウルトラ
マンの前番組にゾフィというのがあった’と言うではないか!

 我々が小1の70年は帰ってきたウルトラマンの放送開始は翌年と
いう事で仮面ライダーもなく、相変わらず夕方にウルトラマンやウ
ルトラセブンにウルトラQとマグマ大使あたりの再放送が変わりば
んこにOAされていたのだ。

 だから今では常識であるウルトラQ・ウルトラマン・キャプテン
ウルトラ・ウルトラセブンという放送順すら、頻繁に再放送があっ
ていた事から子供達は知らなかったのでウルトラQとウルトラマン
の間にゾフィなる番組があると言われると信じてしまう。

 当時は小学館の学習雑誌などにウルトラマンやウルトラセブンは
載っていたもののゾフィは扱われてなく、ウルトラマンの最終回に
登場しただけのキャラだから最終回を見てない者にとっては‘ゾフィ
って誰?’状態だった。

 ウルトラマンは最終回でゼットンから倒されるという事は有名だ
ったのだが、そのゼットンを倒したのがゾフィという事を言う者も
いたのだから当時の情報がいかにいい加減だったか分かるだろう。

 そこで件の同級生に‘ゾフィに登場した怪獣は?’と聞くと小学館の
学習雑誌などに登場したオリジナルの怪獣の名前を言うので、TV番
組に登場してない怪獣が雑誌に載るわけないという思い込みがあっ
た事から信用していたのだった。

 ちなみに件の同級生のウソの1つに‘ウルトラQのガラモンの話で
ウルトラQの3人組は死ぬ’というのがあった。

 ところが当然のように2度あったガラモン編で万城目淳ら3人が死
ぬ事はなかったわけだが、少しだけ当たっていたのはガラモンの逆
襲が製作順ではウルトラQの最終回だった事。

 つまりウルトラマンの最終回でウルトラマンが死んだので最終回
に主役キャラが死ぬという法則が子供心に刷り込まれており、Qの
最終回では主役の3人組が死ぬという理屈になったのだろうと思った
ものだ。

 まぁこういったホラ話は子供の豊かな想像力として微笑ましいもの
ではあるが…

 

 

 

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 相変わらずデ... ‘時の利’も味... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (餃子少年)
2020-03-28 22:02:47
その手の法螺話に「『ルパン三世』前に『ルパン二世』ってのがあってね…」とか言う奴がいました…
 
 
 
たしかに (こーじ)
2020-03-29 22:49:34
>餃子少年様
 たしかにその手のホラ話はコチラでもありましたね。

 ホントに情報が発達してないゆえのネタでしょうけど。
 
 
 
Unknown (餃子少年)
2020-04-05 21:41:16
なんかこんなのを見つけました。
https://m.youtube.com/watch?v=9BTsJB4qsgw
当時は情報が錯綜していた様ですね。
 
 
 
まったくです (こーじ)
2020-04-06 21:48:17
>餃子少年様

 やはり情報がないというのは恐ろしいものですね。
 
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