フォームチェンジは5つまで？

　平成ライダー第1号であるクウガはグローイングフォームを皮切
りにメインのマイティフォームやドラゴンフォーム、ペガサスフォ
ームやタイタンフォームという基本5つのフォームを使い分ける。

　マイティが炎でドラゴンが水、ペガサスが風でタイタンは大地と
いう事になっており火・水・風・土というイメージになるのだろう。

　クウガより3年前の97年に公開されたブルース・ウィルス主演のSF
映画・フィフスエレメントでは悪を滅ぼす武器のキーである5つの要
素が火・水・風・土で最後は愛だったので、クウガのフォームもこれ
らの影響を受けているのかと思ったりする。

　さて4大元素を越えるフォームチェンジをするのが昭和ではレイ
ンボーマンで月・火・水・木・金・土に太陽という7つの化身にな
れる特徴があった。

　ただし7つというのは正直言って多過ぎた感じで草木の化身であ
るダッシュ4は松葉手裏剣や木の葉嵐に、木霊の術など魅力的な技
を持っているにも拘わらず最も出番は少なかった。

　また火の化身であるダッシュ2は火炎の術は牢の鉄格子を焼き切
る威力があったものの敵との対戦では効果がないケースが多く、時
速200㌔のスピードで走れるという能力も空を飛べるため意味がな
かったのだ。

　だからか44話でメインフォームである太陽の化身の姿で2つの化
身の能力を使える合体の術が登場すると、フォームチェンジの意味
がなくなっている感が強かったのだ。

　もっとも合体の術が使われ始めても1・5・6は単体で登場してい
たが太陽の化身の姿でダッシュ1の蛇変化の術は不気味だし、高速
回転をして地面に潜る疾風土煙火の術もダッシュ6の姿の方がサマ
になるわけだ。

　それを考えるとクウガの5つのフォームというのは適切な数かも
しれない。