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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

信号番号の必要性と実現可能を感じた流れ

2006-10-25 22:45:04 | Weblog
県内の主要道路の車両用信号灯(点滅含む)にアルミパネルで東西南北(→EWSN)と番号をつけることを考えた流れをざっといいかげんな順序で書くと

①数年前に県外から来られた観光ドライバーの方に山越に行くのに地図がない状態で数キロはなれた田舎道で聞かれたときにもっと案内しやすい方法がないかと思った。
それ以前からおぼろげにもっとわかりやすい交通案内表示はないものかとは考えてはいたが、うどん巡りの人に多く会うようになってその意識がよりはっきりした。

②アメリカで車を運転する機会がたびたびあって、アメリカでは、幹線道路を走れば道中ずっといたるところで東西南北(EWSN)どっちを向いているかの表示が必ずあり、これがあるおかげで間違ってもリカバリーがすごく楽だった。
未明に一人で運転することも多かったし、もしこれがなかったら、永遠に迷い続けてどうにもならなかったと思う。
また、アメリカでは、インターチェンジが番号で表示されていて、地名は無視されていた。
高速が原則無料だし、インターチェンジが2、3kmごとぐらいにあるので、地名では煩雑すぎる。
また、アルファベットだと、「広報」がパブリックリレーションで14文字ぐらいになったり、「香川県知事」が25文字ぐらいで表されるように、漢字の5、6倍何でも文字数がいるので、移民労働者も多いうえ、スピードを出しながら視認するには、色分けや記号や番号をうまく使わないといけない。
アメリカには、日本よりも道路上の表示をわかりやすくしないといけない事情が多く存在する。
その理屈は日本国内で旅行者などに当てはめたとしても別におかしくないと思った。
日本では、地名表示は多いけど、今、東西南北どっちを向いているかの表示が道中にほとんどない。
アメリカでも必ずしも東西南北に道が向いてなくても、路線が曲がっていても必ず幹線道路には東西南北どっちを向いているかの表示がある。
高松から高知に向かう32号は南向きか西向きかなど決めさえすればどちらにしても困ることはない(西向きにした方すっきりするが、路線にこだわらず、琴平から南北向きに扱うのも一手ではある。)。
アメリカでも直角に交差した道がどっちも北向きだったりすることはよくあったがまったく困りはしない。
北東向きの路線でも必ず、北か東か決めて表示してあり、決めてさえあれば実際がよりどちら向きであっても問題ではなかった。
また、アメリカでは移動がほとんど高速になったけど、インターチェンジが番号になっていて本当に助かりました。

③香川県の幹線道路はまず、国道11号、32号で東西の大骨になり、193号や438号、県道の一桁番までが南北の軸になって、次に377号やさぬき浜街道、県道10号以下がまた東西の中骨になっていくという大枠でほとんど格子状ととらえてよい。レインボーやサンフラワーほか、最近高松市内で増えた道路もそうだし、高松市内中心部も条里になっているので、人口分布でも主要路線の距離でも、8~9割り以上がそうだと思う。

④香川県内の車両用信号灯や交差点は案外少ない。
設置箇所は2000ぐらいで、灯数も9000ぐらいだし、信号機はまず減らないし、増えもしない。
増えたら、枝番(アメリカもそう。)ですむし、抜けるのは、高架で道の付け替えでもしないとまず起こらない。
そんなとこは10年以上のスパンの計画で考えても、浜街道の多度津以西、11号の原田町から多度津あたり、438号の飯山工区と東讃に一箇所の計4箇所ぐらいしかない。
ほぼ無視してよいか、先が把握できる。
また、抜け番があってもそんなに実際に困りはしない。
アメリカでも、ストリートの番号に抜け番はよくあったが、それでわかりにくくなったりすることはなかったし、初めてきてルールがわからなくても、道中におおよそ順に番号が並んでいれば、それが何の番号かは必ずわかる。
香川に信号番号があるのを知らない人が初めて、香川に入っても、3つ4つ順に並んでるのを見たら意味がわからない人は絶対に出ないだろう。