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治してみせよう
SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

社会復帰への第一歩?3

2006-06-18 10:37:59 | ☆日記・随筆☆
【前回までのあらすじ】
ノーベル賞は逃したものの、皆勤賞なら受賞したことがあるuchoは三田(さんでんではない)で速水もこみち似のイケメンに出会う。ダンディアンとの間にはさまれて、どっちを選ぶか悩んでみたいなあと思う今日この頃だ。

イケメン担当責任者にメロメロドッキュンだったuchoはその日一日の試験監督業務を「速水もこみち」という名前を思い出すことと共に終えた。
イケメンとの出会いにより精神的には非常に浮かれていたものの、肉体的にはありえないくらい疲れていた。
朝から夕方まで働くというのが一年間自宅療養していた難病患者にはきつすぎたのである。
午後を過ぎたあたりから全身がだるく足がかなり痛かった。

一日働くというのは私にはまだ早かったのか?
ここまで体力が衰えてしまっていたとは。
ブログによく「かよわい乙女」と書いているがまんざら嘘でもないことがこれで証明された。

そんなことを考えながらお金を受け取る。
9720円!!!
これは嬉しい。
一年以上ぶりに自分で稼いだお金だ(新聞投稿をのぞけば)。
昔だったら、一万円などすぐ使ってしまうお金だったが、今となってはかなりの大金だ。
ああ、嬉しい。
高校生が初めてバイトしてもらったお金のようだ。
そして私はこの約一万円を握り締め、道端にあと280円落ちていないか探しながら三田駅へと帰路をたどったのである。

家に帰るとフラフラの私に母が嬉しそうに言った。
「uchoちゃん、聞いて~。今日なあ、何階かで引越しがあったみたいでなあ、黒ネコ(※)の兄ちゃんが速水もこみち似のイケメンやってん~」

※「黒ネコ」とはおそらく引越し屋さんのことだろうが、「黒ネコヤマトの宅急便」と母が勘違いしているものと思われる。
んっ? 「黒ネコ」は引越しもするんかな。ちょっと不安。

親子でもこみち似に遭遇するとはなんたる偶然。
それとも親子して「もこみち=イケメン」という単純な等式で物事を考えている証拠か?

とにかく母との血のつながりを感じながら私は倒れこんだ。
頭痛、足痛、腰痛、めまい、肥満、満月顔貌などの症状が私を襲ったのである。
おそろしいほどの体力の低下。
まだ私には社会復帰は早かった?
そんな不安にかられながらも、もこみちはかっこよかったという甘い思い出にひたりながら私は眠りについた。

【続く】

<(一部の人にしか分からない)余談>

うちの母はイケメン好きであるが、パピのことは一度も「イケメン」と言ったことがない。
私によく貢物をするので「ええお人やなあ」とはよく言っているが。
そんなにかっこよくないかなあ?
私の中ではベンアフレックよりかっこいいと思うんだけどな(私にたくさんプレゼントしてくれるところが)。
反対にKTL(京都英語劇連盟。奇妙なタスマニアのリンダリンダを踊る人たちではない)で私の相手役をしたりょーに関してはベタ褒めだ。
母は濃い顔が好きなのだろうか。
お見舞いにきてくれたときに生のりょーを見たと母は興奮していたが、パピの方が何回も来ていたのにそれについては触れていない。
ああ、かわいそうなパピ。

パピといえば、オリエンタルラジオのあっちゃんに感じが似ている。
あっちゃんよりかっこいいと思うけどなあ(私の言うことなんでも聞いてくれるところが)。
服装だってあっちゃんよりおしゃれだし。
性格だってあっちゃんより誠実だし。
でも消防署で小学生に「オリラジのあっちゃんや~!! サインちょーだい!!」って言われたらしい。
それを聞いて大笑いしたのは言うまでもない。
あまりにもおかしかったので「それプクチーとかみんなに言っていい?」と聞いたところ、「うっさい。余計なこと言わんでええ」と生意気な口をたたいてきたのでネット上で公開してやることにした。
わはは、パピ。ざまあみろ

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