やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

苗場山 インカの王様の住んでいた山頂 昌次新道~赤倉山経由

2021-09-28 08:45:23 | 山旅(国内)
9月24日~25日で苗場山にペルー人のお友達を連れて登ってきた。


この前の燕岳に続いて二回目。
そして今回も超初心者にはハードすきる行程だった
(やはりわたしは鬼なんだ・・・と思った)
(そして鬼という日本語のニュアンスを英語で伝えるのはむずかしいと思った。
ogre/みんなが怖がる怪物のような・・なのかな。それともevil beast/邪悪な獣・・・笑)

大丈夫?とか一応声はかけるものの、そんなにそう思っていなく、笑
座り込もうとする友達に、『もう行くよ』と容赦なく言う

普通に歩いて休憩は超短くで13時間。
(はじめ、彼はまた靴擦れなので手当に時間かかったのと、
山頂では40分くらいいた)
わたしは大満足だった。歩きごたえにしびれるって感じね。
それに、ほとんど登山のことを知らない人を連れて歩くという緊張感も
楽しい。下山の時間を意識しながら。計算しながら。


で、彼のほうも、弱音を吐かず
相変わらず明るく、(ほんとは膝とか痛かったろうに)楽しそうで、、
特に山頂の池塘の散在する広い湿地帯はずーっと写真をたくさん撮っていた。

そこが、インカの王が住んでいたところに似ているとか。

インカの王の住んでいたところ (苗場山の山頂)

ガスが出てところどころ青空でたしかに素敵だった。佐武流山や鳥甲山、
また縦走して登りたいなあて思うのだった。








intihuatana @ayacucho(どうもこのへんらしい、ペルーの)

ネットの画像より

ネットの画像より

苗場山、似てる?かも?

ペルーのまだまだ知らないいろんな話を聞くのも
面白かった。
海やジャングルのすてきなところ、美味しい食べもの。
早くまた行きたいな〜ペルーも。



水を汲む↓

沢の水を汲んで飲んだ。普段はしないけど、ここのは
大丈夫だった!!美味しいの。
汲んだすぐそばで、小さなカエルがピョーンと水に潜ったりしていた。
普通ならわたしは絶対飲まないと思う。
でもこの時は美味しくてごくごく飲んだ。

土曜日に東京を車で出発。
この一カ月で彼の日本語はまた上達している。彼の趣味は
「語学の勉強」
母国語のスペイン語、英語、日本語にイタリア語、フランス語が話せて、
ドイツ語、ロシア語、中国語、ベトナム語も少し話せて勉強してるって
ちょっと頭がおかしいよね。ひらがなや漢字の読み書きもできる。

私は彼をアブノーマルな人間と呼ぶけど
本人もそれを認めている。笑

あとは、ギターを弾くこと、本を読むこと、
自然の中にいること、美味しいものを食べること

私たちは似ているところ、ちがうところあるけど
17歳年下の彼を私はめっちゃ子供扱いするのが好きで、
適度に気が合う。笑


土曜日は林道終点(地図の右の方)に車を置き歩いて山口館へ。



ここで、私は彼に日本の野趣あふれる野天風呂を楽しんで欲しかったの。
沢のそばのせせらぎの音を聞きながら。自然の景観を見ながら。
そうして、男湯の使い方を教えて送り出し、
出てきてから『どうだった?』て聞いたの。そしたら!!

『ひとみ!すごいよ!スペイン語がペラペラの男性がいて話しかけてきて
ペルーに住んでいたらしくて!ずっとスペイン語で話していた。すごくない!?』

と、別の感動に気を取られていたみたい。

その方は9ヶ月お仕事でペルーに住み、語学学校にも通わずに
そんなに話せるようになってんだって!
カッコいい!!!!

やろうと思えばできるのかな、9ヶ月で

ランプの灯で、山口館のお父さんや居合わせた方々にも
わたしの持参した広島のお酒『酔心』を飲んでいただいた。
横山大観が愛したお酒。

翌朝は6時に出て、昌次新道から苗場山頂
そして、赤倉山経由で降りた。
山頂直下の景色がわたしはとても好き。


途中のブナ森もよかった。

赤倉山に14:30、山口館に16:30、ライトつける前ギリギリに最後の山を越え
林道でライト、という計画通りに歩ききった!
最後は山を降りる辺りで17:30頃ヘッドライトをつけた。
車に戻ったのは19時前!
めっちゃ充実感で、やったね!!!とハイタッチ

次はもう少しやさしいとこにしようと言ったら
お願いします
って













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