前回のスロベニアで購入した車雑誌、「AUTO KATALOG」の話の続編です。
ちょうど、興味深い車が並んでいるところがあったので、抜き出してみました。
スロベニア語を使える訳ではないので、英語、その他の言語からの予測、さらに車の知識からの推定ですが、記事にしてみようと思います。
まず、左の車ですが、トヨタのインド仕様と思われます。
車種名は「innova(イノーバ)」。
かつて、国内にホンダの「アスコット・イノーバ」という車がありましたが、商標の部分は気になりますね。
デザインから北米の「sienna」をベースにした車かなとも考えましたが、エンジンパワーや窓枠の作りから明らかに「カローラ・スパシオ」の改良版と思われます。
次に真ん中の車ですが、トヨタの南アフリカ仕様でしょうか。
車種は「fortuner(フォーチュナー)」。
こちらは地域性を考えると本格的な4WDでしょうから、近い車種としては、北米の「highlander」や、かつての「ハイラックス・サーフ」が予想されます。
エンジンパワーからエンジンを推定すると、直4-2.2L(or 2.4L)&V6-3L(or 3.3L)といったところでしょう。
※「レクサス・RX/トヨタ・ハリヤー」や、実質的に「RAV4」である「ヴァンガード」の系統ではなさそうです。
最後に右側の車。
雑誌では、メーカーのアルファベット順に車が並んでいますので、「T」が終わり「V」となったのですが、「VAUXHALL(ボグスホール/ボグゾール)」の「VXR8」です。
車名とエンジンパワーからして、いかにもV8エンジンを積んでいそうですが、写真下の解説文にも、その手のことが書いてあります。
「VAUXHALL」はイギリスにある、オペル系のメーカーで大半はオペルからのOEM供給でラインナップを揃えています。
そして、「VXR8」については、同じGMグループに属するオーストラリアの「ホールデン」というメーカーから「commodore(コモドア)」を供給されていますね。
ちなみに「ホールデン」もGMやオペルの車をOEMで販売していますが、この「commodore」は同社のオリジナルです。
「VAUXHALL」と言えば、かつて、トヨタに「キャバリエ」が供給される前にツーリングカーレース(JTCC)に出走していましたね。
当時、「ボグスホール・キャバリエって、どこのどんな車?」なんて話していたのが懐かしいです。