今日、「ワゴンR-RR」を1人で運転しましたが、家内と一緒に乗っている時に比べて、明らかに加速が良い!
そう言えば、免許を取り立ての頃、「初代マーチ」に乗っていたアルバイトの先輩が「山道の上りを攻める時は、エアコンを切る」とおっしゃっていましたが、それを初めて実感出来た気がします。
当時の私の愛車は「プレリュード」。
その後、「グロリア」→「アリスト」→「インテグラTYPE-R」と乗り継いできたので、そのようなことを感じたことがなかったのです。
※一度だけ、「インテグラTYPE-R」に4人乗りで高速道路を走っていた際、ブレーキの効きの悪さを感じたことがありましたが。。。
ということで、今回のケース、「ワゴンR-RR」にドライバーのみ、もしくは助手席に家内が追加で乗る状況で、どのくらいの影響があるのかを計算してみました。
(計算の条件)
・車の動力の項目としては、パワーとトルクがありますが、今回はパワー(パワーウェイトレシオ)で計算。
・家内は、まだ、1人で運転が出来ないので、1名乗車の時は私が運転をしていることにする。
・体重は計算がしやすいよう、私60kg、家内40kg にて計算。
・「ワゴンR-RR」のスペックは、車重800kg、パワー64ps とする。
(実際の計算)
まず、世間一般で言われる、パワーウェイトレシオは、
800kg ÷ 64ps = 12.5kg/ps
つまり、1ps あたり、12.5kg を担当するという結果になります。
※ちなみに「インテグラTYPE-R」は5.36kg/ps です。
ただ、これは人が乗っていない状態。
そこで、私が乗り込むと、
(800kg + 60kg) ÷ 64ps = 13.4375kg/ps
となり、これが我が家での基準となる訳です。
次に、私に加えて、家内も車に乗り込むと、
(800kg + 60kg + 40kg) ÷ 64ps = 14.0625kg/ps
よって、1人乗車より、次の分だけ、1ps が担当する重量が増えた訳ですね。
14.0625kg/ps ÷ 13.4375kg/ps = 1.0465・・・ (約4.7%増)
結局、これは重量増加分の比率を示しただけですが、これを逆に1kg当たりを担当するパワーということで、逆数で計算し直すと、
1 ÷ 1.0465・・・ = 0.9555・・・
ということになります。
つまり、1人乗っている時に比べた、2人乗った時のパワー感は、95.6%相当(マイナス4.4%)ということですね。
また、私のように2人乗りが基準になっていると、プラス4.7% のパワーアップを感じるということになります。
※ (64ps ÷ 860kg) ÷ (64ps ÷ 900kg) = 1.0465・・・ なので
ちなみに、同じことを「インテグラTYPE-R」で計算してみると、それぞれ、マイナス3.1% とプラス3.2% でした。
想像以上に計算値の差は少なかったのですが、乗員増の影響を感じない理由は、「普段の運転では、220ps を使うことは皆無であるから」というのが実態なのでしょうね。