5/4に訪れた「長岡京市ネタ」をGW中に放出せねば!
ということで、「長岡天満宮」の八条ヶ池で見かけた「ミドリガメ」のお話を。
写真は「ミドリガメ」、正式には「ミシシッピーアカミミガメ」というカメです。
写真に写っている右側の大きな個体がメス、左側でメスの興味をひこうと頑張っている小さな個体がオスです。
つまり、「恋の季節」ということですね。
八条ヶ池には、カメがうじゃうじゃと20匹はいましたが、全て「ミシシッピーアカミミガメ」でした。
元は、ペットとして飼われていた「ミドリガメ」が逃げ出したか、大きくなり、飼いきれなくって、放されたものでしょう。
さらに、自然繁殖もしており、日本生まれの個体も多いはず(ペットショップや夜店で売っているものは基本的に輸入されたものです)。
こういう「大陸出身の生物」って、凄い生命力を持っていますね。
よく、テレビ番組などでは、「小さな島での固有種の危機」が放送されます。
内容的には、「小さな島で、あまり、生存競争をしてこなかった固有種は、他の地域から来た生物との競争に弱い」といったものが大半。
この観点から考えれば、「大陸(アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカetc)から見れば、日本はへき地の小さな島」と言える訳で、はるか昔に、大陸での生存競争を避けて生き残った「日本の固有種も多い」と考えられます。
そう言えば、カメ以外にも、数多くの生物が日本での分布を広げています。
有名なところでは、
アライグマ、ヌートリア、シマリス、ワニガメ、ブラックバス、ブルーギル、タイリクバラタナゴ、アメリカザリガニ、上海ガニ、アフリカマイマイ、アルゼンチンアリ、セイタカアワダチソウ、西洋タンポポ、等々。
植物の栽培での受粉に利用される「セイヨウマルハナバチ」は、こうなることを懸念して、例のリストに加えられたようです。
いずれにせよ、「それぞれの生物たち自身に罪はない」、「自然界に広がると、100%の確保は、ほぼ不可能」なので、ペットを飼う時は、最後まで世話をする決意が必要ですね。
古い時代に日本に帰化した生物は、日本の固有種のように扱われていることもあるので、線引きも難しいとは思いますが。。。