tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

そんなに大規模小売店舗の危機なのか?

2005年06月16日 22時37分00秒 | ニュース
阪急百貨店が建て直しで増床、しばらく売り場面積が減少・・・みたいな内容でブログを書いたら、トラックバックをしてもらった。個人の方ではないみたい。

阪急百貨店は、店舗改築前の世紀の大セールなどと称して、大売出しを行っている。しかし、私自身これをあまり良くは見ていない。1929年に出来た今の店をつぶすらしい。心斎橋そごうもそうだったが、建築史的に見て、かなり意味のある建物である。第一、大阪の町を灰にした大空襲でも焼け残ったくらいの建物だ。それに比べて現代の建築家のセンスがどうなっているんだと思うくらい、今の建築は人を寄せ付けない趣がある。天井が高かったり、ただ直線だけで構成していたり。あくまで私個人の視点で見るのだが、ああいった建物を見ていると、およそ人の言うデザインが対して信頼できるものではないことも見えてくる。そのためか、そういった建物の大部分は大きさと広がりに反して、客が少なくがら空きという状態もある。

ここ、大阪の百貨店は、改装・増築にかかわらず、競争力強化のため、売り場面積が増床する傾向にある。確かに狭くすることはないだろう。しかし、広い売り場を集客力のあるテナントで埋めていき、売り上げを増やすのはきわめて難しいといえる。

そごうグループの最大店と言われた奈良そごうは、その売り場の面積の大きさとテナントに比して、あまり客の入らない店であった。大きければいいというわけではないのだ。そう考えると、大きさにも限界点というものが存在する。

今秋オープンする大阪心斎橋そごうは、50代以上の客をターゲットにした「大人の店」にするそうだが、客層を限定することは明白だ。中に入るレストランもその傾向が出るらしいが、母はいわく、「(客層が高齢者に傾くことから)流動食でも出すのかね?」と。

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