tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

古裂あわせ

2005年11月20日 19時10分34秒 | Weblog
昨日の話だが、伯母が京都で個展をしているので、見に行ってきた。
ちなみに、伯母はここ十年以上、江戸から大正時代にかけての着物地を収集して、その文様を活かしながら、「お細工もの」を作っている。その細部に至るまでの見事な作品には、既に高い評価が与えられていて、多くの人々が購入し、なおかつ、いつ納品できるかどうかわからないくらいのオーダーをもらっている。いつと言っても、2年も3年も待たすことはせず、最長でも1年以内にはおさまっている。その分必死になって作っているが。

ちなみに伯母のホームページはこちら。

とにかく人手が足りないそうで、妹が会場に出ている。

一週間前にはじまったが、仕事の疲れや、図書館への返却やらでなかなか行けない。やっと訪問することができた。

この日は、まず大阪へ。おとついのお昼休みは外食だったが、そのとき近くの古本屋に寄ったとき見かけた本を購入した。商品は出会いだから、見たときに買うべきなのだが、そのときは別の本を買ったので(それも函入りの分厚い本)、買うのをためらった。まあ、フーコーの『狂気の歴史』であり、おそらく前の持ち主が読むのに挫折した経験を持つであろう本であって、よく古本屋で見かけるが、なかなか手が出せなかった。ちなみに書店で6000円する本を、この日古本屋で2500円で手に入れた。

それを持って、阪急に乗り、京都へ。片道40分程度390円の区間だ。本をめくっているとすぐに着く。阪急烏丸から北へ向かって歩く。京都の地下鉄で二つくらい向こうだが、たいした距離でもないので、歩くことにする。

会場は普段お香を売っている店。中にギャラリーがあって、そこを借りている。会場費はタダ。ただし、どんな作品でもいいわけでもなく、プレゼンを行って審査に通らなければならない。京都市芸大のメンバーも年一回の個展を行うとか。またそこで販売したものは、20%を売り上げとして入れなければならない。(売らなければタダだ)

中に入ると、母と妹がいた。この日、伯母は用事でお昼過ぎから抜けて、その間妹1人なので、母がサブでつく。母からいろんな作品の説明を受けていると、時間が過ぎ、伯母が帰ってきて程なく閉場の時間へ。

伯母と別れて、店の外へ出ると真っ暗で寒い。やはり京都の冬は寒い。
何軒か本屋と古本屋をはしごし、帰宅した。古本屋を見るが、やはり京都の人間はものの価値がわかるみたいで、相対的に高い。

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