tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

奈良県立図書情報館

2006年06月05日 00時29分00秒 | Weblog
奈良県立図書情報館ホームページはこちら

今日の夕方、奈良県立図書情報館へ行ってきた。

学生の頃はよく地元の図書館や、大阪の府立図書館を利用した。もともと私の所属した大学は、東洋で最大とも言われる図書館があって、たいていの資料はそちらでそろうが、大学に入って二年ほどは充分に利用する事が出来なかった。理由は、図書の検索システムにあった。

今日で言うところの、GUI(グラフィカルインターフェイス)を利用した物ではなく、真っ暗な画面に緑色の文字が浮かび上がる、今で言うところのCUIと言うか、プログラミングの画面が出ていて、そこにログオン用の公式と自分のIDを入れると、検索画面が出てくる仕組みだった。

しかしこれが、一文字でも間違うとすぐにエラーメッセージとして出てくる。操作を覚えるまでが結構厄介だったが、それはきちんと図書館の人に聞かなかったのが悪かった。大学3回の時か、ついにその操作方法のセミナーに出て、聞いてからこのかた、ずっとそのパソコンを使って、検索しては本を探していた。むしろ本を検索するというよりも、パソコンを使い慣れてうれしかったというのもある。

かつて、奈良県立図書館は奈良県庁の横にあった。蔵書数は結構あったが、いかんせん狭く、本棚の数が少ないのが問題だった。そこへ移転計画が持ち上がり、長い時間がかかった。奈良の図書館が去年の3月で閉館してしまったが、この事を知ったのは閉館してから大分たってからの事である。というのも、学生時代ほど図書館を利用することは少なくなっていたし、本当に読みたい本の大部分は、大阪府立図書館のほうが遥かにそろっていたから、そちらの方へ回る事が多かった。他にも、府立図書館は荒本というところにあって、隣駅の長田には比較的大きなエアーガンショップがある。そちらの方も目当てだった。

昨年、11月に奈良県立図書館は、新館として大安寺近くに建設された建物へ移転した。ここは私の家から奈良の中心部へ出て行くよりも近い場所にある。まあ、奈良の中心部もなかなか魅力あって、旧館の方へ行くには興福寺の五重塔の前を自転車で横切ることが多かった。

昨年オープンしたにもかかわらず、長くここを訪れることが無かった。時間がなかったというのもあるのだが、どうしても昔の図書館のような規模を思い出す。

しかし奈良県立図書情報館と名を変えたそこは、遥かに多くの図書を持つ充実した図書館になっていた。何よりも広く、図書の棚もたくさんある。しかし、見える棚の数以上に地下の書庫には、本がたくさんあるはず、今日は、開架図書から社会学のフィールドワークの本を一冊借りてきた。これで、次に行くチャンスへとつながるはずだ。

仕事で心理的に行き詰まるこの頃。原点回帰で普通の生活を立てなおしたいと考えている。

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