tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

人の振り見てわが振りなおせ

2006年02月23日 22時47分41秒 | Weblog
一ヶ月に130時間も残業して、ケロッとしている人がいる。サイバーエージェントの藤田さんはまさしくそのような人だ。その半面で、仕事が過ぎて、病気になってしまう人もいる。私の場合、今月の残業時間は80.25時間になった。コンスタントに一日4時間ぐらいしていることになる。ちなみに帰宅を考えた場合の残業は、時間的制限が付きまとう。終電の時刻に拘束されるからだ。だから、就業の終了時刻が遅いほど、残業時間が短くなることになる。周囲で徹夜作業を行う人はいないはずだが、いちいち確認するわけでもないから、本当に居残っている人も時々いるかもしれない。

さて、ここまで長時間働くと体のどこかがおかしくなってくる。私の場合、熱こそ出ないがここ一週間ほど咳が出て、鼻水がでる症状が出ている。おまけに口の中には月のクレーターのような口内炎まで出来た。だからあまり集中して仕事が出来ない。

校正はじっと原稿を見て、間違いやレイアウトの問題を指摘する作業だから、だんだん眠くなる。人によってはコーヒーをがぶ飲みする。多い人は一日10杯は軽く行く。あれやると私の場合確実に口内炎が悪化するから、あまりやらない。ミルクや砂糖を入れると、年取ってから確実に成人病の原因にもなる。ちなみにコーヒーはドリップ式よりも、インスタントのほうがはるかに胃腸に負担をかけるものらしい。

もう一つの仕事はフィルムの検版だ。印刷は最近ではパソコンと印刷機械をダイレクトにつなげて行うCTP(コンピュータ・トウ・プレート)と言う方法が多くなっているが、それは関西の話で、関東や海外ではまだまだフィルムを用いて印刷する方法が取られている。クライアントの要望でフィルムを作るが、これの文字かすれやなどがないか。コピーを取るとかの仕事がある。この仕事はこの時期、契約社員になるための試用期間として雇用したアルバイトの方にやってもらっているが、その事件はそんな場で起こった。

我々は、校正のほうに手を取られているから、アルバイトの方にまかせっきりだが、情報の伝達がうまくいかなかったことと、なれない仕事のストレスから言い争いが起こった。中でも、一番キレたのが36歳の男性の方だった。相手に対して意見を言わせず、自分の主張のみを言う姿に、現場に立ち会って話を聞いているわけでもなく、原稿を眺めながらただ聞いているだけの私たちのほうでもあぜんとする。しかし、論理的思考も何もなく、ただまくし立てているだけだった。実はえんえんしゃべる人間はぼろを出しやすく、自分から潰れることも多いが、決定的にそのパターンだった。

事件が起こったのが火曜日のこと。その人は水曜日は通常の休暇をとられて、木曜日も風邪で欠席していた。もともとその人は前の勤め先で、仕事の多さから体を壊した人だから、今度の「仕事」でも体を壊したのかもしれない。現実問題、2.3日働いて、高熱を出して欠席し、そのままいなくなった人もいる。私は何とか続けているが、それだけキツイ仕事なのだろう。

あの人も出てくるかどうかを会社のみんなで話している。

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