tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

これが最後の製品だと思いたくない

2008年12月02日 21時47分54秒 | エアーガン/実銃
私は持っていないのだが、タナカのカシオペアが実銃と認定され、警察の回収がすすんでいる。
M500とピースメーカーの合計二千丁近くが流通しているらしいが、実際に回収されたのは500丁ほど。
あってはならないことなのだが、現実的にすべての回収は無理のようだ。未だに、1985年ごろ発売された国際のパワーアップマグナムやアサヒファイアーアームズのM40が回収リストとしてでてくるくらいだからだ。

つい最近、私はタナカの出すコルトディティクティブスペシャルを手に入れた、表面仕上げはスチールゴールド。タナカは実に多くの表面仕上げを知っている。ただ、雑誌媒体で発表される以前に店頭で見かけたときは、少しみて買うのをためらった。初め見たときは3丁箱があったはず。ただ、この銃は人気が高い割に、市場に出回る数が少ない。めざとく見つけたコレクターが買って行くから、次に見せに行ったときはまず無いことが多い。

だから、

やはり買うべきだと思った。その考えに至ったのは見た次の日。それから次の日に行くと、既に最後の一丁となっていた。勿論これを押さえた。店主の話では、市場に出回った数は非常に少なく、すでに問屋にも在庫が無いと聞く。いくつかの雑誌記事が伝えたのは、新製品ではなく、新しく出て、既に幻の品となった「残光」であった。

しかし、同時にタナカの窮状も聞く。預かり票を根拠として、そのすべてに定価で補償するそうだ。事実上、メーカの利益の二倍近い損失が出る事になる。しかし、こうでもしない限り、ユーザは安心して任意提出という「協力」を行わないのかも知れない。それを考えれば妥当な判断だ。ただ、かかるリスクはあまりにも大きい。不況が進む現在、メーカの持ち直しもかなり難しいところまできている。

つい最近見たエアーガンを記事としている雑誌、月刊Gun、コンバットマガジン、アームズマガジンの三誌を読んでいて気がついたのは、月刊GunにKSC製SIG SP2022の記事があるのに対し、他の二誌には無かった。また広告も他の二誌には無かった。広告を雑誌媒体で打つことに二の足をふむメーカーが増えていることの証拠でもある。

すでに業界の疲弊はかなりのところまで来ている。そんななか、メーカの数が減るということがユーザにとって一番痛いことでもあるのだ。

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