tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

30年以上前の本の入手方法

2005年03月24日 23時58分07秒 | Weblog
母が本を持ってきた。ぼろぼろの料理書で、ちぎれた後半の部分が見当たらない。この本が欲しいから、ネットで調べてほしいという。聞けば30年以上前に買った本だという。タイトルは「婦人倶楽部編集 家庭の料理百科」

こんな本、出版社も持っていないよ。と答える。婦人倶楽部なんて今では聞かない。大正時代の雑誌のタイトルだ。30年前は合ったのかもしれないが、その後休刊したのだろう。ネットで調べてみたら、1985年に復刻されているみたいだが、版元品切れで、もう手に入らない。古本屋をあたるしかない。では古本屋のネット検索をと言われるが、古本屋自体が自分とこの持ちもののデータベース化を行っていない。第一、古本屋でポスレジを設けているところなんて、見たことも聞いたところもない。いくつか古本屋が自店のホームページで取り扱い商品を出しているが、数えるくらいだ。しかし、1985年に出された本だから、まめに古本屋を回っていれば、見つからないこともない。

本屋に勤めていたとき、専門書の問い合わせを受けたが、とにかく版元品切れが多かった。個人的に、社会学や哲学の本のタイトルと作者が一致するようにはなっていたが、それ以前にモノがない。客の中には、このように伝えても納得できない人も多く、もう一度調べろというが、何度出版社に問い合わせても、ないものはない。案外簡単に古本屋で見かけて、そっちを教えたこともあった。
最近では、本の回転速度が速く、文庫は一回刷ったらもうおしまい。というパターンになってきているみたいだ。

基本的に、たいていの本は一年以上経ったら、手に入らないと思うしかない。あくまで普通の書店での話だが。

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