tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

ドラマの評価

2006年03月23日 00時55分34秒 | ニュース
年度末であったことと、夜帰るのが遅いのか、会社ではドラマの話を行うことがほとんどない。あっても深夜の非常にマニアックな番組とかである。ウエヤマさんは、「やっぱり猫が好き」が非常に好きだったとか。またビデオにとっても、たまるばかりで見ないから、取らないという人も多い。そういうメンバーでガンダムの話が盛り上がる。

「ザクとは違うのだよ、ザクとは」
「右舷弾幕薄いぞ」

とか。このあいだは、ガンダムの中の名セリフばかり印刷したコップをもらってきて自慢している人もいたくらいだ。

私はどちらかというと、ビデオにとってでもドラマを見るほうだ。まあ、最初の回を見てこれは面白いかどうかを判断する。びっくりしたのは「西遊記」の視聴率が結構高いことだ。人々はやはりコミカルなのが好きなのか。

コンスタントに見ていたのは「アンフェア」である。犯人がわからないのは普通としても、本当に事件自体がつながっているのかどうかもわからないような展開を見せた。数年前、国際的スケールで描いた「眠れぬ夜を抱いて」のような深みがあった。「白夜行」は本当は見るべき作品だったかもしれない。実は見送っていたが、先週少し見たとき、話が重いのは事実だが、悪くない雰囲気だった。

本屋で原作を見たが、文庫本にしてはすごい厚みである。しばし考えて、買ってしまった。しばらくはこの本を読むことになるはずだ。
原作者東野圭吾の作品はこれが初めてだが、映像化されたものは、映画の「秘密」を見に行ったことがある。必ずしも完全な幸福で終わるという印象の映画ではなかった。今回も同様である。東野作品における人々は決して幸福にならないというメッセージがこめられているのだが、それもまた普通の人間の描き方なのである。