ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

ちひろちゃん

2011年08月29日 | MUSIC

かなり以前に山中千尋のニューアルバムの情報を知り、早速アマゾンに予約入れたっつーのに
到着したのは発売後2日も経ってたぞ!どうしたアマゾーン!(笑)
目下、私の中でもっともホットなジャズピアニストと言えば誰あろう千尋ちゃんなのであーる。
前作があまりに最高の出来なので5月にミッドタウンでのライブにも調子に乗って行ってしまったんだけど、今年見たライブの中ではベストでしたよーん、
席もピアノを弾くちひろちゃんの目の前で、前から2番目。ずーっとワイン飲みながらのライブはこれ以上何を望むのかという天上席でした-。
前作が最高のできだったのでこのニューアルバムへの期待もガンガンに大きかったのですがー、
結論から言うと前作ほどではなーいという感じでありましょうか・・・少しショボン。

相変わらず彼女のピアノは安心して聴いてられるし、録音もすごくいいんだけど、なんか薄い感じがする。
決定的なのはワスはやっぱりバーナード・パーディのドラムがダメなのだということ。
スネアの音がどうしても好きになれませーん!
スネアで個性を出そうとしているのは理解できますが、あのサウンドはワスには論外でーす。
前作「フォーエバー・ビギンズ」が素晴らしすぎたのかもしれない、あれは奇跡のアルバムだー。
でもまぁ、バカラックの曲あり、レオン・ラッセル作曲カーペンターズであまりに有名な「クロス・トゥー・ユー」あり、
キャロル・キング作曲ジェームス・テイラーの「ユーヴ・ガッタ・フレンド」ありと他にもミシェル・ペトルチアーニ、
ホレース・シルヴァー、コルトレーンとやたら聞きやすくてヴァリエーションも豊富で楽しい。
もう十分に有名になられてしまったので、今後はそう簡単にはライブへも行けないかもしれませんが
ちひろちゃんの演奏だけは何度も何度もライブで聞きたいなぁ-。

このところマジでクラシックばっかり聞いていたから久し振りのジャズ、やっぱりジャズは低音がガツッとくるシステムがよろしいなぁ。
ジャズを聞くためだけにスモーキーな音のセッティングする人の気持ちがたまにわかります。
毎日毎日、超繊細なピアノのタッチを聞き分けることに懸命になっていたので、
ときには分厚くてゴリッとしてバカでかいサウンドが聞きたくなっていたのですね、いやー気持ちよかったっす。



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