ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

マイウクレレ4

2008年01月16日 | UKULELE

そしてマイウクレレ第4弾です。
この頃より少しずつウクレレ病が悪化していきます。
どんどん常軌を逸した行動をとるようになります。

丁度、昨年の5月くらいのことでした。
何気なくウクレレの本をパラパラ読んでいたところ、
尊敬するジェイク・シマブクロの記事が写真と共に載っていました。
いつの日かジェイク先生のようにウクレレが弾きたいなと願う
私ですがそこでたいへん気になる発見をします。
なんとジェイク師匠が弾いているウクレレはカマカのテナーなのです。
テナー、つまり私の持っているコンサートサイズよりもう一回り大きいサイズです。
毎日、愛器であるGストリングのコンサートを何の不満もなく弾き倒していますが
もしかすると私もテナーサイズのウクレレで弾けば師匠のようになれるかも・・・
などというよくない考えがムラムラと頭の中で湧き上がります。
一度でも頭の中をそういうよくない考えがよぎるともうダメです。
私の頭の中はテナーのウクレレだらけになってしまったのでした。
さすがにこの頃から家内もウクレレに対して多少の警戒感を持ち始めていました。
いきなり突然に、なんの前触れもなくウクレレに狂う夫。
毎日毎日ジャンジャカジャンジャカ、パソコンの前でも車の中でも
狂ったようにウクレレ弾いてるのですからオカシクなったと思っても無理ありません。
それから数日後にハワイからドカンとウクレレが到着したときには
さすがの家内からも「お前、いい加減にしろよ!」とクギをさされました。
そうなんです。ジェイク師匠がプレイしているのはテナーだというのを
知った数日後にハワイからテナーのウクレレを空輸してもらったのでした。

今回ハワイから空輸してもらったウクレレはケリーのテナー・カスタム・デラックスです。
ケリーというメーカーはあまり馴染みのないメーカーですがハワイでは
地元ミュージシャンに愛用者が多く、日本ではつじあやのさんが有名です。
さすがに典型的なハワイメイドらしくおおらかな作りです。つまりかなり雑です。
カスタム・デラックスでこの作りですから、通常のものは相当におおらかでしょう。
ところが、弾いてみてビックリします。
テナーですから音量があるのは当たり前なのですが、見事に美しい音色を奏でます。
同じく粗雑な作りで有名なハワイアンビルダーのサニー・Dさんのウクレレもこんな感じなのでしょうか。
ケリーのウクレレはカマカやGストリングとは対照的なのですが、
粗雑な作りの中に不思議と計算されていない素晴らしいサウンドを秘めています。
ハワイアンマジックとでも言うのでしょうか、いい加減な作りなのに音色が素晴らしいのです。
思うにこれこそがウクレレ作りの真骨頂なのでしょう。
つまり、最高のウクレレとは最高の設計図と最高の材質から作られるのではなく、
きっと最高のビルダーが作って初めて最高のウクレレができるのだと思いました。
このテナーはほとんどギターの音色に近いものがあるのですが、ギターとは違う。
明らかにソプラノやコンサートの音色とは違う少し野太いハワイアンな音色です。
これはこれでとても素敵で気に入りました。
ある記事によると最近ではハワイでも主流はテナーのようです。



ちなみに右からケリーのテナー、Gストリングのコンサート、コアロハのソプラノです。
並べてみるとそれぞれの大きさの違いがおわかりいただけると思います。
それでも、ギターに比べると全然小さいんですよ。半分以下かもしれません。
そして、このようにしてウクレレ病が今後、更に更に悪化することになるのです。

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4 コメント

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ちょっとちょっと、、 (鎮目 浩二)
2008-01-17 05:49:50
いい加減にして下さい、まさか4まで来るとはこっちの楽器ねたが尽きてしまうじゃありませんか!。とは言いながら私もギターを5本所有してますので人の事は言えないのですが、、でも私の場合30年で5本ですよI氏の場合ブログから察するにここ1・2年で少なくとも4本を買った訳ですからやっぱりI氏の家内さんの”警戒感”が良く分かります。元々気に入るとのめり込むタイプのI氏ですから気持ちは分かりますが数年後にはギターの如く「全部売払いました」なんて言うコメントが出てくる様な気がしないでもありません、ウクレレって良く分からないのですが種類も多く奥深い世界がある様ですね。まぁ経済的に安定しているから一生懸命に働いて稼いだ金で買ってるのだから誰にも文句を言われる事はないでしょう、こうなったらやっぱ人前で演奏したくなりませんか?。どん吉さんがドラムを叩けるならばバンド完成でしょう、是非ハワイアン親父バンドを結成しましょう。
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Unknown (402)
2008-01-17 08:18:26
確かになんにでものめりこむ性格は改善する必要があると思います。まぁ、なにでも興味を持つのはいいことなのですが、経済的負担は少なくないですよね。それでもなにもしない人生よりはいいかなと今後もなんでも首をつっこんでみようと思っております。
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ハワイアン・バンド (どん吉)
2008-01-19 02:16:37
清水信之は子供の頃からピアノを習わされていて、皆が野球をしているのにレッスンに行かなくてはならないのが嫌で嫌でたまらなかったそうですが、小学生の時にハワイアンバンドを組んで、在日米軍将校の家にお呼ばれなぞして結構な小遣いを稼いでいたそうです。その時のバンドではギターばかりがもてていて、くっそーとギターを追い付き追い越せで始めるのですが、その時の小学生ギタリストが鳥山雄司です。とんでもない同級生がいたものです。ハワイアン・バンドいいじゃないですか。課題曲があれば練習しますよ。
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Unknown (402)
2008-01-19 08:17:13
鳥山雄司さんいいですよね。最近では宮本文昭のラストレコーディングでの共演が素晴らしかったです。日本にもたくさん素晴らしいアーティストいますよね。日向敏文とか村井邦彦とか宮本文昭とかが最近の好みです。ハワイアンなのですが、個人的な感想としてはとにかく難しいです。何が難しいかというとあの独特なゆったり感と裏リズム、半拍くらいずれるウクレレのカッテイングでしょうか。正直なところハワイアンは以前はダサいと思っていましたが、今ではこんなに聞きやすくてやさしいのに、いざ自分でプレイしようと思うとこんなにも難しいものだとは思ってもいませんでした。そんなにハワイアンの楽曲を知ってるわけではありませんが、いやー難しいです。
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