昔から日本人はお金に固執、執着しないことを良しとしてきた。
お金の話を表立ってする人ははしたない、
商売人は士農工商でも最下層にあてられた。
多分にエエカッコしいというところもあるが、
お金よりも大切なもの、お金では手にいれることができないものもあるのだ、
ということを何気なく伝える方法だったのかもも知れない。
でも、子供の頃からなぜ商売人が最下層なのかずっと不思議だったけど。
武士は食わねど高ようじ。
この言葉も今にして考えると何言ってんだかという感じだが
昔から武士(日本人)はお金に執着しないことを美徳としてきた。
西行、良寛のようにお金からほど遠く、清貧に生きた人物を慕う精神風土は
まだまだ平成のこの世の中でも健在のようだ。
でも、これって本当なのだろうか。
完全なる封建社会、武家社会の中で仏教と儒教が入り混じったような時代には
有効だったかもしれない修身も今の時代には適合し得ないのではないだろうか。
そんなキレイごとばかり言ってるから清貧でブーたれてる人たちが
多いんじゃないかなぁ。
みんな「清貧」の「清」の字に騙されてるような気がする。
まぁ誰も好きで「清貧」やってる人はいないのだけれど・・・
そろそろ2月も終わるというのにまだまだ寒い。
去年なんか4月でも雪が降ることもあったしなぁ。
アカデミー賞はコーエン兄弟が作品賞、監督賞、助演男優賞か、完璧だな。
ダニエル・ディー・ルイスの主演男優賞2回目というのもスゴイ。
主演女優賞を受賞したピアフの映画はぜひともDVD買わなきゃ。
「ノー・カントリー」見にいこうかな。