原発はヒューマンエラーか？

8月５日
北海道電力が料金の値上げ申請を行った。
値上げ理由は火力発電の燃料費がかさんでいる事なのだが北電に限った
事ではない。
東電・関電も値上げ申請を行う可能性があるという。
今回の北電の値上げは昨年に続き、家庭向け１７％・企業向け２２％の大
幅なもの。
これ以上電気料金の値上げは間違いなく企業の収益を圧迫する事になる
、そうなると日本経済に悪影響を及ぼすという連鎖反応がさまざまなところ
で起きる。
矢張り、原発を動かさねばならないのか？
原発は世界中で４３７基ある、その内日本は５４基を有しているが今は全て
が止まっている。
ところが２０３０年には世界の原発は８００基程度に増えるという予測がある。
そうなれば日本だけが使わずに生きていけるのか、世界とのコスト競争で負
けていまう事になる。
一方、原発や科学兵器の開発で人類は危ない方へ、危ない方へと進んで
いる事は誰もが認識している。
こう考えると原発問題は戦争と似たような問題を抱えている。
戦争のない世の中を否定する者は誰一人としていない。
しかし戦争が無くならないのと同じで原発もこの世から無くなる事はないよう
に思えてきた、それは化石燃料に限りがあるからだ。
自然エネルギーはその役割を果たすまでには育っていない。
ヒューマンエラーと言う言葉がある、人為的なミスと言う意味だが、どのよ
うな戦争もヒューマンエラーだが原発も後世ではヒューマンエラーだったと
言われるだろう？このジレンマをどう克服するか。

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