母を想う

11月19日
昨夜はいつの間にか寝入ってしまった、目が覚めるとまだ午前1時半ではないか。
そこから中々、寝付けないでいた。
自然と9月に98歳で亡くなった母の事を思い出していた。
母に限らずこの時代に生きて人たちはドラマになる。
戦前の貧しい時代に生き、戦争をかいくぐり、しかも子だくさんの家が多かった。
ラジオ深夜便を聞いていると同じような内容の話が聞こえてきた。
当時の母親は足袋まで自前で作っていた、第一足袋などどこにも売っていなか
った、そんな話に我が母が重なってくる。
5人もの子供の食事、洗濯、誰かかれかが病気や怪我をする、やれ入学だ卒後だ
ゆっくりとくつろぐ時間など無かっただろうな？
布団に包まりそんな事を考えていたら朝5時の時報が鳴った。
ああ、とても母にはかなわない、自分の人生はドラマには成り得ない。

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仲泊