Steinberg 社がヤマハに買収されて、もう2年になろうか。
Cubase には元々興味が無かったし、ヤマハも昔、音楽教室に行っていたということと
DX7 頃までは非常に興味を持っていたメーカーであるが、その後シンセに関して言えば
Roland や KORG に興味が移り、ドラムは Pearl 好きだったためにあまり縁がなかった。
凄く個人的な、感覚的な表現で申し訳ないが、
ヤマハ → 車で言えばトヨタ
Roland → 車で言えばホンダ
なイメージがあって、またヤマハはソフトが殆ど Mac に対応していなかったので、尚更
疎遠だった。正統派ではあるが、面白みが無い、とか。
(今となっては、Roland さえも Mac 対応してないソフトがあったりするんだけど)
先日、ヤマハから MW10、MW12 という USB MIXING STUDIO なるものが発売された。
簡単に言えば、USB のオーディオインターフェースなのだが、コンピュータとの入出力は
2チャンネルのステレオのみ。
最近、普通にハードディスクレコーダーを見ていたため、ミキサーの入力をチャンネル別に
それぞれ別々のトラックにアサインして、全部のチャンネルを一度にパソコンに取り込める
のが普通と思っていただけに、なんだよ、何のためのミキサーだよ、と思ったが、そうでも
ないらしい。
使用例のところを見ると、入力(ファンタム電源供給可能なマイク×4、ライン×8)に
それぞれマイクやらギターやら繋ぎっぱなしにしておいて、録音トラックを切り替えながら
即座に(セッティングし直しなどの手間なく)レコーディングできる、ということらしい。
確かに、うちの UA-3FX でやろうとすると、マイクやギターをいちいち繋ぎ変えなければ
録音できないので、「頭に浮かんだメロディやフレーズを、セッティングに時間を取られて
忘れてしまうこともなく」は、あながち言い過ぎでもないかもしれない。
また、どのみちバンド一発録りではなく、宅録で一人でやるんだから、同時に取り込めたと
しても、そこにメリットはない。
3バンドイコライザやハイパスフィルターなど、オーソドックスな機能は搭載しているが、
ヤマハらしい、可もなく不可もなく、という感じかなと思った。
しかし。
これ、バンドルソフトで Cubase LE が付いているらしい。
「 LE 」とはいえ、ガレバンでも持て余してる自分にとっては十分である。
Mac は OS 10.3.3 以上、G4 800MHz 推奨ということだから、うちでもギリギリOK。
それでいて、実売価格2万くらいなのである。
2万だって。
安すぎない?最近のミキサーって、このくらいなもん?
ちなみに、MW12 の方は3万円ちょっと。
こっちは、フェーダーが便利そう。ムービングフェーダーならちょっと興味有りだけど、
冷静に考えたらやっぱり要らないかな。
そそられる商品ではあるけれど。
どうもですー。そうそう、無駄遣いの神様が…って、車検に通らなくって
泣く泣く交換したタイヤの代金を夏のボーナス一括にしなきゃならない
ような状況です、買うなんて、とてもとても(笑)。
ちなみに、車検代も現金必須な8万以外は夏のボーナス払いですけど、、、
このエントリ後、バンドメンバで機材関係に詳しい人に聞いたところ、
最近ではこのクラスなら2万は妥当な価格らしいですね、それにしても
確かにこういったハードは「グッ」と来るものがありますよね~。
ボタンやツマミの沢山付いたモノって、基本的にそそられるんですよ~。
やっぱ、マウスでちまちま、ではなくて、ツマミをグリグリ、ですよねー。
01V が羨ましい~。
オーディオインターフェースとして、私はMOTU社の828mk2というものを使用していますが、ヤマハのミキサータイプの製品には注目していました。
チャンネル数は少なくとも、宅録派にはフェーダーをいじれる環境があるというのはなかなか良いですぞ。
私もMIDI経由でデジタルミキサーを利用しておりますが、ツマミをいじるという行為そのものが「グッ」と来るものがあります。
現在、Macとミキサーをコラボする環境がないのでしたら、導入っつーのも一考の価値はあると思います。それに出費もそのくらいでしたら、「ものは試し」という感覚でもやってみても良いかなぁと…。
何か良いひらめきが産まれることで、tsukaさんのドラム道…ひいては音楽道に刺激があればだと思います。
そんな訳で、また来ますね。さよなら~