限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

なんだろね。

2009-01-30 02:41:51 | work

今に始まったことではないけど、結合テストの真っ最中に概要設計レベルの変更を平然と
出してくる客先。影響が大きすぎると説明して、やっとゴリ押しをやめてくれたと思って
いたのに、リリース時の確認で「バグ扱い」に。設計書の記述だとか議事録だとか、全て
無視した上で「現行と動作が違うから」だけの理由で突っぱねてきた。
いやそりゃ仕様変更してるんだから現行と動作が変わって当然だろと。
その説明は概要設計書に書いてある。ただ、顧客の使った言葉とは違う言葉で、だけど。

また、多少システムをかじって知った気になっているのか、かなりズレたことを平然と
言って来る。ある要求にしたがって、Aから情報を取得して加工したのち、Bという情報
を出力することになっていたが、ざっと関連を見た感じではCから情報を取れば良いよう
に見えるものであるため、顧客はそれをイメージしていたらしい。ところが、システムを
詳細に調査すると、それはCから情報を取らなくてもBの情報が正しく出力できることが
わかったので、そのようなアルゴリズムでプログラムを作成した。
その後、顧客からリリース前確認ということで「Cから情報を取得していますよね?」と
聞かれたので、Cからは取得していないことと、取得をしなくても正しい情報が得られる
ことを理由とともに説明した。
ところが、どう説明しても、納得できないという顔をして受け入れてくれない。
「それは仕様がおかしいんじゃないか」の一点張りで、こちらの説明を一切受け付けない。
このシステムはうちのシステムだから、うちの人間の方が詳しいに決まってる、といった
ような内容の反論を繰り返すばかり。うちのシステム、と言っても、その担当者は作成を
しておらず、飽く迄使う側の人間である。
挙句、本当に正しく出ているのか検証するように言われ、単体テストや結合テストの結果
報告書さえも疑ってかかり、再検証結果の添付を納品の条件にしてきた。今更、納品物件
の変更なんて契約と違うだろなんてこと、言ったって聞きゃしない。
当然、検証結果は正常で何も問題なかったのだが、この顧客はやっぱり納得いかなかった
ようで、「Cから情報を取得する」という仕様を設計書に明記するように指示してきた上、
現時点ではCから情報を取得するようなプログラムではないためにロジックが違っている、
と言うことで、わざわざ営業担当経由でプログラムの修正依頼まで出してきた。
ちなみにその仕様を馬鹿正直にコーディングすると、データベースに対する問い合わせで
副問い合わせが3つ4つ増える。1テーブル数千万件もレコードがあるテーブル同士で。

つまり、だ。
どういったことがやりたいかについて、その人なりに漠然と方法がイメージされていて、
結果的に正しく実現できているにもかかわらずその方法が違っていることを「今たまたま
偶然正しく出ているだけ」「思っていた方法と違う=間違っている」いう認識で、自分の
思い描いている方法以外に正解は無いと信じて、それ以外の方法を受け入れない、という
ことだ。どこからその自信が出てくるんだろう。

算数で、公式とかを真面目にアタマから順番に解くタイプかな。
あと、例えばディスク残量 128MB の 25%を計算するのに、128×0.25 をわざわざ電卓
出してきて真面目に計算していたりとかってのも意外と普通にいるんだけど、そのタイプ?
方法はどうであれ、正しい結果が出ているのだから、もっと信用してもらいたいもんだ。
自分の信じるものだけが正だなんて、ちょっと寂しい人のような気がするよ。



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